RE/MAXエージェント奥林です。
ブログタイトルにした「天気明朗なれども波高し」との言葉
明治38年(1905年)5月27日午後、朝鮮半島南東岸鎮海湾の連合艦隊旗艦「三笠」から東京大本営あてに秋山真之により起草され、東郷平八郎により全艦隊の将士に電文された文面の一部です。
敬愛する作家_故)司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」でも、小説に中でこの電文が発せられた光景が描写されています。
緊急事態宣言解除により、コロナによるパンデミックも少しづつ終息に近づいてきた気配も感じられますが、「東京オリンピック海外客受け入れ」に関して正式に受け入れ断念が決定されました。
春を迎えつつある穏やかな海に、突然の高波
東京オリンピック(五輪)・パラリンピックについて、日本政府と東京都、大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の5者合意による正式な決定となります。
大会組織委員会の橋本聖子会長は就任当初から「現時点では想定していない」と、受け入れ断念について「可能なら回避したい」趣旨のコメントを発していましたが、オリンピック開催史上初となる形での開催となります。
再延長という選択肢が無かった以上、「受け入れ断念による開催」か「中止」かで揺れ動いていた東京オリンピックでしたが、どのような形でも開催が決定されたことはオリンピック代表選手にとって朗報でしょう。
ブログで何度も書いておりますが、私もかってオリンピックを目指すアスリートでした。
才能に乏しかったのか努力が不足していたのか今となっては知る由もありませんが、少なくとも出場を目指して努力した日々は貴重な財産になっています。
さて、この海外客受け入れ断念は想定内の結論ではありますが、一縷の希望に望みを託し、着々と準備を進めてきた観光や宿泊関連施設への経済的被害は甚大とされています。
関西大学の宮本勝浩名誉教授による試算では、「無観客開催による経済的損失は2兆4.133億円」とされています。
経済的波及効果も勘案した損失の試算は、消費者・企業・自治体による直接・間接的に消費・投資される金額をもとに一次波及・二次波及効果も読み込んで行われているようですが、実際の経済的損失はそれ以上とする声が多いようです。
この経済損失は、不動産価格や取引量にも少なからず影響を与えるでしょう。
高波をチャンスとして前進するか、立ち往生して波にのまれるかは企業次第。
私たち不動産エージェントは、不断の努力が武器となります。
常日頃から“個”として理論武装し、どのような案件でも対応が出来るレベルに達することにより、市場優位性を高める以外に状況を打破することが出来ないのかも知れません。
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