正月も特段、休むこと無く仕事を続け今朝(1月10日)も日の明けきらぬ早朝からセコセコとコラムを執筆している。
必要に迫られ、国土交通省のデータベースから情報を検索しているのだが、改めて考えさせられるのが下記のグラフである。
住宅取引件数全体のうち既存住宅、つまり既存住宅(中古住宅)の取引量を表したものだ。
アメリカでは79.3%、イギリスにおいては91.4%が既存住宅の取引である。
それにたいし日本は、わずか14.5%だ(例外的にコロナ禍の2021年は新築の建築件数が激減し41%まで跳ね上がったが、既存住宅流通量が増加した訳ではない)
全体取引量のほとんどが新築を中心として取引されているのだ。
これは世界的に見てもかなり異常な数字である。
私は新築住宅の営業経験もあるので、新築の良さについては無論、理解している。
何よりも他人が住んだことがない新築は、やはり魅力的である。
であるが当初、どこもかしこもピカピカであった新築住宅も人が住めば築浅中古となり、やがてごく一変的な中古住宅となる。
とはいえ購入予算に余裕があれば、そりゃ新築住宅の方が良いだろう。
それも分かる。
エージェント奥林が執筆した新着記事のご紹介】
【驚愕‼住宅保有者の1割が住宅ローンの延滞経験あり】そのうち約6割が任売利用を検討している現実から考える不動産ビジネス戦略
*過去掲載記事一覧はこちらから
Mail:hiroki.okubayashi@remax-agt.net
mobile phone:090-3773-1849