長期化するコロナ禍の影響により様々な商品が価格を改定していることがマスコミで報道されているが、いち早くその影響を受けた木材の値上げは「ウッドショック」と称され、業界だけではなく一般的に使用される用語となった。
さらに追い打ちをかけたのがロシアによるウクライナ侵攻による、ロシア産木材の輸入制限である。
これによる価格高騰の現象は「ウクライナショック」と呼ばれている。
日銀による物価指数によれば木材価格は過去最高水準にまで達した。
木材価格への影響だけではない。
急激な円安により建築設備に必要なアルミニウムも急激に値上げしており、総じて値を上げている。
山国である日本の森林総面積は約2500万ヘクタールで、これは国土の67%、3分の2にあたる。
海外からの輸入が困難であれば、その豊富な森林資源を活用すれば良いと考えてしまうが、簡単なものではない。
まず搬出の問題がある。
鬱蒼と茂った山林に新たな道路を造るのも一大事業であるが、輸入材が安価であったことから国産材は一部の「木にこだわりを持った工務店」以外は需要が乏しく、結果、職人の数は減少し高齢化も進んでいる。
補う加工場などの絶対数も不足しており、即座に対応できるような状態ではない。
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