12月に入れば「師走」である。
「師走」は師が走ると書くが、文字どおり陰暦12月には正月を控え師が走り回るほど多忙になるとの「意」だ。
もっとも僧侶の「師匠格」が経をあげるため東西に馳せ参じる月としての「師馳す」が語源であるなど諸説ある。
このような語源を調べるのも面白いのだが、こちらも何かと多忙につきのんびりと趣味に走っている場合でもない。
当人は別段、長期的な休みをとる予定がなくても、まわりが休んでしまうのでそれに併せたスケジュール調整が必要だからだ。
無事に正月をこすため最後の踏ん張りではある。
さて年の瀬について映画やドラマなどでよく用いられる台詞に「正月をこす金がなぇ」なんてのがある。
帰省や旅行、お節料にお年玉などとかく正月は「金」がかかる。
前項の台詞などはそれを表現したものであろうが「金が全てじゃねぇ」と言っても、なければ困るのが「お金」である。
コロナ渦以降、住宅ローンの支払いに困窮した方からのコンサルが増加したが、その際には「延滞する前に、金融機関に支払い見直しの相談を」と言い続けてきた。
「何となく金融機関に相談するのは恥ずかしくて」なんて思う必要はない。
金融庁から各金融機関にたいし「住宅ローンの見直し相談があった場合には、応じるように」と通達が出されているからだ。
努力義務ではなくなかば「命令」なのだから遠慮は必要ない。
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