不動産業者とくに私達のような不動産エージェントは、エリアに限定されず活動を行える。
私は北海道札幌市を拠点としているが、Zoom等を利用し、コンサル依頼は全国展開しているし要望があれば全国どこの不動産でも扱える。
むろん海外不動産も含めてだ。
ただし全国の不動産を扱えると言っても、移動距離の問題やそれに関する経費等も勘案すれば、物理的にある程度は活動エリアが限定される。
であるからそのようなメインとなるエリアについては、地元情報も含めプロとしての知見は有していたいものだ。
それは各地方で語り継がれる伝承についても同様である。
そのような語り継がれの一種である「自然災害伝承碑」をご存じだろうか?
例えばこんな石碑である。
売買契約等でおこなわれる重要事項説明においては、ハザードマップを用いての当該地に関する説明が義務とされているが、あくまでも現状の水害に関する情報説明に留まる。
過去にどのような災害があつたのかまでは説明されない。
治水技術等が未熟であったためにおこった水害も多いのだが、過去に起こった各種災害等を理解すれば、どのような災害にたいして影響を受ける地域であったのかを判断する情報源と出来る。
内見時などによくある質問として「昔、この地域はどんな場所で過去にどのような災害があったの?」などと聞かれることがある。
かって不動産のプロは、少なからず地域に精通しており「この界隈はその昔、田園地帯で……」などとよどみなく説明できていたが、最近はそうでもないようである。
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