タイトルは意味深けだが別段、深い意味はない。
自身がハードでボイルドな人生を生きているためか、見た目が「怖い人」であるからなのか理由は不明だがハードボイルド小説が好きである。
もっとも日本・海外問わず純文学のほか、気になるタイトルの小説は暇にあかせて読むのだが、最近、とんとハードボイルド小説は読んでいなかった。
海外の作家では「マルタの鷹」のハメットや「さらば愛しき人よ」のチャンドラーが代名詞であるが、日本の作家で古くは大藪春彦・生島治郎・結城晶治が有名で、以降は北方謙三・大沢在昌・馳星周・誉田哲也・松岡圭祐などがあげられるのだろう。
なかでも水谷豊主演「逃れの街」や藤竜也主演「友よ静かに眠れ」などの作品が映画化された北方謙三は、日本のハードボイルド小説における一つの型(体言止めの多用)を造りあげた作家であり、学生時代の私は貪るように読みふけったものだ。
であるが、いつの頃からだろうか「飽きて」しまった。
理由は定かではない。
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