エージェント活動 2022.10.25 UpDate

TUESDAY, OCTOBER 25, 2022

【リースバックの落とし穴】確認することが何より大切

リースバックとは一旦、持ち家をリースバック会社に売却し、以降は売却前に取り決めた家賃を支払うことにより住み続けられる一連の不動産取引である。


総じて設定家賃は近隣相場との比較でやや割高となるが、売却資金を入手できる点、引っ越しをせず住み続けられるという点において利用者にメリットがある。


であるがこのメリットがデメリットとなり下記のようなトラブルに発展するケースが後をたたない。


●設定家賃がやや高いのなら良いのだが、暴利なほど高い。


●買取価格が著しく安い(つまり早急に売却資金が必要な心理に付け込み安く買い叩く)


●1年間などの定期借家契約で賃貸契約しており、期間満了後、立ち退きを迫られる(定期借家は原則、更新がない。継続する場合には新たに賃貸借契約を締結する必要があり、その際に家賃を引き上げられることが多い。道義的な面を除けば適法である)


などなど……



本来は所有者から賃借人へと変わり賃料の支払いが必要なものの、明け渡しをせず住み慣れた我が家にいられるのだから、急な資金が必要な方にとっては有益となるはずの不動産取引である。


であるが、買取を行う不動産業者と一般の方による知識格差を悪用したと思慮されるトラブルが絶えないのもリースバックである。


私の活動する北海道の地方紙、北海道新聞でも10月18日朝刊でリースバックに関し注意を促す記事が掲載されていた。


記事の中で取り上げられていたのが強引な勧誘方法である。


強引な勧誘方法については、国民生活センターにも多数相談が寄せられているが「高齢者・長時間に渡る居座り・強引な勧誘」がキーワードだ。


だいたいが不動産業者の営業マンを名乗る2名程度で自宅を訪問し、長時間にわたり居座りを続け強引に勧誘する。いいかげん意識が朦朧になるころを見計らい印鑑をおさせる手口である。


続きを読む


【エージェント奥林が執筆した新着記事のご紹介】



*過去掲載記事一覧はこちらから


日々学び、皆様のお役に立てるエージェントとして不動産に関してのご相談を承っております。


Mail:hiroki.okubayashi@remax-agt.net


mobile phone:090-3773-1849


 


ページトップへ