お役立ち情報・ネタ 2021.02.22 UpDate

MONDAY, FEBRUARY 22, 2021

【レインズって何?】

RE/MAXエージェント奥林です。


前回より、不動産屋がよく使用する言葉だけど一般の方には理解されていない不動産用語を解説するブログを、継続的に発信することにしました。


今回のお題はレインズ


正式にはReal Estate Information Network Systemと言いますがこれでは私も含めた横文字苦手の不動産屋さんは口が回らないので、頭文字を略してレインズと呼ばれています。


簡単にいうと不動産物件情報交換のためのコンピュータネットワークシステムです。


システムの目的は、不動産会社が個々に持つ情報の抱え込みを防止すると共に、情報の標準化、共有することにより売買や賃貸に関する業務をスムーズに行うことです。


システム自体は1988年の宅地建物取引業法の改正よりスタートしています。


現在は東日本、中部圏、近畿圏、西日本の4法人で指定流通機構が設立されており、私たち北海道は東日本レインズで登録しています。



ちなみに、どこのシステムで加入していても他の指定流通機構にアクセスして自由に情報検索を行うことが出来ます。


不動産の「売る・買う」を仲介業者に依頼する場合には、媒介契約の締結が義務付けられていますが、一般媒介をのぞく専属専任もしくは専任媒介契約では、その約款で媒介契約締結から5日(専任は媒介契約から7日)以内に指定流通機構への登録義務があります。


この指定流通機構がレインズです。


登録義務は一般媒介契約を除くと解説しましたが、1社で物件販売を任されているにも関わらず、あえて一般媒介契約で締結し、クライエントには他社に重ねて依頼しないように注意をして、自社のみで物件を抱え込む質の悪い業者も存在しているようです。


宅地建物取引業法違法ではないですが、システムの趣旨である広く情報を共有し、クライエントの売却や購入の早期化を目指すと言う考え方には反しています。


また、絶対に近所に販売していると知られたくない場合などでは、依頼する業者は信頼できる1社だけであっても、あえて一般媒介にして登録をしないと言ったケースもあります。


レインズへのアクセス権を保有しているのは宅地建物取引業者だけになりますので、一般の方はアクセスすることが出来ないのですが、例えば複数の会社に土地探しを依頼した場合に、似通った物件が一斉に提示されるのは、不動産業者がこのレインズで検索をおこない物件紹介をしてくるからなのです。


もっともこのレインズは、システム稼働時間中は常に情報が刷新されることから、依頼されたクライエントのためにどれだけ意識して最新情報を入手しているかは営業マン個人により変わります。


同じシステムを利用しても、予めの正確なヒアリングによりクライエントに刺さる情報提示をしてくる営業もいれば、毎回、量はあるものの的外れな資料ばかり提示してくる営業がいるのも、結局はビジネスパーソンのスキルによります。



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