エージェント活動 2021.03.31 UpDate

WEDNESDAY, MARCH 31, 2021

【事故物件の取り扱いにガイドライン】不動産取引における心理的瑕疵に関する検討会が開催される

RE/MAX エージェント奥林です。


エージェントとして一般仲介業務もこなしつつも、執筆・コンサルティングには特に力を入れて活動をしています。


けして一般取引が嫌いなわけではないですし、クライエントの案内業務や契約書の作成など不動産売買に付随する業務が嫌いなわけではありません。


むしろ好きなほうです。


ですが執筆やコンサルティングの業務比率を高めているのは、RE/MAXとして活動している各地のオフィスやエージェントの方は優秀な方が多く、彼らが頑張ってくれれば何も老体に鞭打って私が走り回らなくても、不動産取引は活性化します。



もちろん某、刑事ドラマの名セリフのように


「不動産取引は会議室(私の場合は書斎)で起きているのよ!!」とまでは言いません。


間違いなく


「事件(不動産取引)は、現場で起きています」


不動産業者たるもの、現場感覚を失ってはいけません。


そこで、動ける範囲内での実務を行います。



業界には和久さん(役名はフルネームで和久平八郎と言うらしいです。私は知りませんでした)のような人物が必要です。


余談ですが、和久さんのモデルは私も大好きな映画「セブン」に出てくるモーガン・フリーマン演じるサマセットです。


青島刑事が和久さんと初めて出会うシーンの第一回放送で「本物のモーガン・フリーマンがいたかと思った」と、セリフを言わせています。


閑話休題



人それぞれ年齢の重ね方と、仕事に対する姿勢があります。


29年もの間、不動産と関わり続けていると楽しい思い出ばかりではありません。


今でもブラックなイメージが払拭しきれていない不動産業界ですが、私が不動産業界に入ったころ(特定の会社とグループだけだと思うんですど)ブラックのどストライクでした。


思い返せば先輩社員に虐められたり、勤務先の社長に虐められたり、取引先の社長や社員に虐められたり(虐められてばっかりかい!!)


辛いこと、苦しいことのほうが圧倒的に勝るかもしれません。


ところがそんな受難の日々を耐え忍びながらも実績を上げ、人となりを理解され仲間と認められると皆、親切で愉快なメンバーへと変貌します。


思い返せば、高額な報酬に釣られて入れ替わりの激しい不動産業界の新人に対する、彼らなりの試金石だったのかも知れません。



おかげでいまだに知らないことも多い未熟者ではありますが、それなりの「知識」「経験」は会得しました。


「私だから出来ること」を考え、追求した結果として後進の知識拡充に必要な指導


そして一般の不動産業者では処理しきれない案件に対するコンサルティング業務の比重が高くなるという帰結となっています。


例えば様々なメディアやサイトで執筆依頼を受け、書き散らしている「事故物件」について


【心理的瑕疵に時効は存在するか?】事故物件告知の法的見解を考える


https://f-mikata.jp/jikobukken-kokuchi-2/


【実践編】事故物件の調査・査定を徹底解説


https://f-mikata.jp/jikobukken-chosa/


このような特殊な記事の執筆を、メディアやサイトから求められるのはそれだけ問題が多発しているからです。


国もこのようなトラブル増加に対して危機感を覚え


国土交通省は事故物件に対する知識・経験不足からのトラブルが絶えないことから、心理的な瑕疵に係わる適切な告知・取り扱いに係わるガイドライン策定に向けての動きを本格化しました。



その第1回となる有識者会議が令和2年2月5「不動産取引における心理的瑕疵に関する検討会」として開催されています。


有識者会議の参加者は宅地建物取引業者・消費者団体・弁護士等で構成されており、具体的には取引対象の不動産における過去の死亡事故が発生した事実などの心理的瑕疵を、どのように取り扱うかについて議論されています。


残念ながらこの会議は一部報道関係者を除き非公開で行われており、この記事を執筆している3月末時点では具体的な質疑内容等については公表されていません。


不慮の事故が起こり、残された遺族が不動産を売却しようと考えても、多くの不動産業者は「事故物件」の取扱い経験が少なく値付けすら満足にできない。


ましてや忌み嫌って、取り扱いすらしたがらない。


知識が不足しているにも関わらず取引を行い、トラブルを多発させる。


このようなことが頻発しているのが現状です。


弱者救済の観点からも、例えば「事故物件」に対しての知識拡充を現役の不動産営業に対して行うことにより、不動産市場は活性化していくことでしょう。


そのためのコンサルティングであり、執筆活動や講演会、研修講師業務です。


不動産市場活性化や、業界の社会的地位向上のために今後とも活動していきたいと考えています。



エージェント奥林が執筆を手掛ける不動産業者必見の人気サイト_【不動産のMIKATA】


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https://f-mikata.jp/kyobai-genchichosa/


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