RE/MAXエージェント 奥林です。
暦は4月に入り、新年度がスタートしました。
気温も上昇し雪解けも進みましたが、いまだちらほらと積雪の名残が見受けられる北海道。
季節感として「春」到来と言えるのはゴールデンウィーク前後のことです。
気温だけ考えると「春」とは言えない北海道ですが、暦においては日本全国どこでも新年度。
初々しいスーツ姿の新社会人を、ちらほらと見かけるようになりました。
「正月」とはまた違う、新しい期待に胸膨らむ季節です。
さて新年度、不動産業界の管轄省である国交省で、あらたな取り組みが開始されました。
「国土交通省住宅局住宅生産課住宅瑕疵担保対策室」によるものですが
取り組み概要としては
「維持管理やリフォームの実施などによって住宅の質の維持・向上が適正に評価されるような、住宅ストックの維持向上・評価・流通・金融等の一体的な仕組みの開発・普及等に対する支援を行う事業」
「長い……長すぎる」
対策室の名前も充分に長いですが
さすが、官僚が名づける事業概要です。
まるで「チームバチスタの栄光」など、海堂尊さんの小説にでてくる優秀だけど変人の官僚「白鳥圭輔」の役職名
「厚生労働省大臣官房長秘書課付技官及び医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長」
みたいです。
国交省もさすがに言いにくいのか、カッコ書きで(良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業)としていましたが…
以前にもRE/MAXブログで書いたこともありますが、技術の進歩により質の高い住宅供給(ローコストと二極化ではありますが)が現実化しています。
質の高い住宅は、当然として劣化対策等級も高く必要なメンテナンスさえ適切に行えば、「100年住宅」は当たり前のレベルとなっています。
ただしそのような「質の高い住宅」も、こと担保評価としては適正に行われていないという現実が、ストック市場活性化の足かせとなっています。
国交省の取り組みがどのように推移していくのか、今後も注目していきたいと思います。
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