9月6日から7日にかけて帯広に旅がけしてきた。
遊びに行ったわけではない。
北海道で4番目となるオフイスである「RE/MAX coloful」のオープニングイベントに参加するためだ。
札幌から帯広まで、たんに道内を移動するだけでるから「旅」もなかろうと思われる方も多いだろうが北海道は広い。
自慢ではないが齢55歳となる私でも、道内の小さな市町村であれば車や汽車で通過したことはある程度であるから実際にはほとんど知らないに等しい。
ちなみに札幌から帯広までは距離にして200キロ超え、高速道路で利用して走り続けても約3時間の道のりである。
北海道の面積は8万3,424 k㎡で、国土のおよそ22%を占めているのに人口は北海道全体で約522万人しかいない。
この数は日本の総人口約1億2千6百万人の4.1%にしか過ぎない。
さらに北海道人口の約38%(約200万人)は札幌に集中している。
移動区間で目に飛び込む風景はそのほとんどが山や森林で、長時間の車移動は単独だとなかなかにツライ。
であるが、新たな仲間が道内に加わるとなれば行かずばなるまい。
当日、締め切りの関係から早朝3時に起床し、ハイペースで執筆を試みるも、脱稿したのは昼過ぎ。
慌てて車に飛び乗り、高速をひた走る。
通常であれば約3時間弱の道のりなのだが、運悪く台風の影響で道中のいたるところで濃霧が発生しペースが上がらない。
オープニングの開催時刻は17:00からであったが、当初の予定では十勝の日帰り温泉を堪能し、幸薄い身なれば「幸福駅」に立ち寄り、ついでに帯広名物の豚丼を食べる予定であったのだが、時間を考えれば達成できるのはそのうちの1つだけである。
そこで温泉は早々に諦め、残るは豚丼を食すか幸福駅に立ち寄るか二者択一となった。
結局、幸せに飢えている身なれば、幸福駅に行くことにした。
解説するまでもないのだろうが幸福駅は旧国鉄・広尾線の面影をそのまま残す施設の跡地である。
鉄道駅時代に待合室として利用されていた昔懐かしい木造の駅舎跡でシンボルで、ここには訪問した観光客が来訪記念として名刺を貼付することが通例となっていたが現在ではカップルや新婚さんの聖地のような状態になっている。
少々、わかりにくいがピンク色した切符を模したメッセージカードには「ヤッくんとずっと一緒にいられますように」などの微笑ましいメッセージが書かれており、読んでいる純情な親父は赤面してしまう。
目的であった記念品の幸福駅切符を数枚仕入れ、写真を撮影すれば目的は達した。
一路RE/MAX colofulへと向かう。
オフイス所在地は帯広市緑ケ丘7丁目2-1であるが、閑静な住宅地の一角に存在する。
中でも、その外観の造形から目を引く建物である。
それもそのはずで、シェアハウスとして供するためにデザインされた建物であるからだ。
中に入ると右手に受付カウンターがあり、左を見ると「たこ焼き」の提灯が目に入る。
ついタコ焼きとビールを所望して飲んだくれようかと思ったが、さすがに自制して奥へと進む。
奥の仕切りドアを開けさらに進むとRE/MAX colofulが利用する個室が連なる。
もともとがシェアハウスであるのだから、小分けされた各居室を応接や事務所など用途に分けて利用できるように配されており使い勝手が良さそうである。
中を案内してくれたのはRE/MAX colofulオーナーである木村昌之オーナーである。
真面目な印象で一見、静かな印象を受けるが「芯は熱い男」である。
その男気に溢れるオーナーを支えるのがセールスマネージャーでもある奥様の
木村泰子さんだ。
夫婦仲良く新しいオフイスを立ち上げられるのは、やはりお互いに信頼しているからだろう。
頼んでもいないのにカメラを向けるとハート型を造るのがその現れだろう(ウソです。RE/MAXの恒例ポーズです)
何よりもすごいのは、オープニングの時点ですでにエージェントが8名もいることである。
登録エージェント数だけをみれば、これ以上のオフイスも数あるが、オープニングの段階におけるエージェント数としては歴代2位の記録らしい。
これも夫妻の「人徳」と、エージェントになられた皆様に「人を見る目」があったことによるのだろう。
エージェントに新規で加入すると、RE/MAXのビジョンや歴史、そして不動産業としての基本などについてトレーニングが行われ、その証として受講証が渡されるのであるが、通常はZoomなどによることがほとんである。
であるが8名ものエージェントが一堂に会していすのだから、一気にやってしまいましょうとRE/MAX JAPAN 佐久川氏からの提案があったらしくトレーニングが実施され、受講証が手渡しされることとなった。
全国で活躍されるオフイスオーナーやエージェントさんもオンライン参加で駆けつけ、盛況に幕を閉じたOPENセレモニーであった。
と、ここまでは至って真面目に書いてきたが面白いのはこの後である。
つまりは懇親会、そしてそれ以降の話である。
下戸の方には申し訳ないが「親しくなるには共に酒を飲め」と勝手に思いこんでいる私としては、初めてお会いするエージェントの方々の個性が見えていない。
共に酒を酌み交わせば人となりも見えてくるもので、次回はそのようなエージェントさんいついて紹介していきたい。