過ぎ去ってしまえば、辛かった時期を忘れる。
今冬の異常ともいえる積雪量で、札幌各市内は甚大とも言えるほどの交通渋滞や関連する事故が発生したが、満開であった桜も散り、気温が25℃を超える初夏を思わせる陽気になるとご多分にもれず大変だった「冬」は記憶の隅に追いやられる。
とかく人間は忘却の生き物であるが、人が幸福に生きるためには苦しかった時代を悔やみ続けるのではなく、過去を教訓として前を向き生きる必要があるのだから悪いことではない。
もっともそのような「忘却」は良いのだけれど、「物忘れ」が多くなるのはいただけない。
不動産コンサルや執筆が己の「業」の一環であるから、各種法令や判例、応用事例などについては一定量、調べなくても頭の引き出しから出てこなければならないのだが、「確かこのような判例があったな……」と、漠然とした内容までは思い出せるのだがそれが地裁か高等裁判所であったか、はたまた何年度であったかが思い出せない。
辛かった昔を忘れるのは精神衛生上好ましいのだが、必要なことを忘れるのは困る。
もっとも出目である体育学部体育学科において「学ぶ」より「強さ」を追求するという言い訳のもと、柔軟に学ぶべき時期に放蕩の限りを尽くしていたのだから、自業自得だろう。
エージェント奥林が執筆を手掛ける不動産業者必見の人気サイト_【不動産のMIKATA】
【新着記事のご紹介】
日々学び、皆様のお役に立てるエージェントとして不動産に関してのご相談を承っております。
Mail:hiroki.okubayashi@remax-agt.net
mobile phone:090-3773-1849