前回のブログでも触れたが「多岐亡羊」とは中国・戦国時代の道家の書である「列子」に記された言葉である。
分かれ道が多いところでは、逃げた羊さえも見つけることができないとの「意」から、学問も同じであり、細かく分かれてしまえば根本から外れてしまうことについての警句とされている。
であるから常に根本は何であるかを意識して忘れず「学を修めよ」との意味を持つ。
不動産コンサル事務所を経営する傍ら、様々なサイトなどにコラムを寄稿しているが本業はあくまでも不動産業者である。
世間の認識としては「貸す・借りる・売る・買う」について自ら当事者として、もしくは媒介によって取引実務を行うのが不動産業者であると思われており、実際、世の中における大半の業者はそうなのだろう。
であるが、不動産関連という表現を用いればその範囲は多岐に分かれ、媒介・建築・開発など、まさに様々となる。
無論、その中に私のような不動産コンサルティング業なども含まれる。
初対面で「不動産コンサルタントです」と挨拶すると、何やら胡散臭い目で見られる。これは私の容貌が怪しいせいもあるのだろうが、何をやっているのか分からないという点もあるのだろう。
怠け者体質が災いし、たまにフェイスブックに投稿をする程度で積極的な広告活動を展開してはいないが、コラムを読まれた一般の方によるスポットコンサルの依頼は多い。
相談内容は多岐に分かれるが、相続や境界問題に端を発す相隣トラブル、投資家からの物件調査依頼などが毎日のように入ってくる。
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