コラムを寄稿するために不動産系のポータルサイトを閲覧するのは日課であるが、東京都が子供の命を守るためとして実施している「住宅確保促進事業」に目が止まった。
私の活動する北海道においても、昨年、一昨年とマンション上階から子供が転落し尊い命が失われる事件が相次いだ。これは北海道だけに限らずマンションの数だけ顕在化する可能性があり、とくに東京都などマンションの割合が高い地域においての環境整備は喫緊の課題だ。
建築基準法によるマンションの手すり高は1.1M以上とされているが、特に高層マンションなどはその眺望を売りにしていることもあり、安全対策として手すり高を引き上げる例は少ない。
落下事故がもっとも懸念される幼少期において、自力で手すりを乗り越えることは困難だが踏み台があれば造作もない。
落下事故を防止するために、ベランダに足がかりになるような物を置かないのが原則ではあるがエアコン室外機などのようにどうしてもベランダにしか置けないものも存在する。
そのようなものが利用されて落下する危険性を防止するためには1.1Mを超える防護柵の設置など転落防止措置を講じると同時に、チャイルドロックなどが必要になる。
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