某宗教にのめり込んだことにより一家離散し、その恨みから凶行に及んだ事件が世間を賑わせている。
事件に関してコメントは差し控えるが、宗教については論じておきたい。
信仰の自由は憲法20条で保証されている権利であるから、どのような宗教にのめり込もうが周りに迷惑をかけないという最低限のルールさえ遵守すれば、それは当人の自由である。
宗教の勧誘は私自身、これまでかなり受けてきたと思うが一切、お断りしている。
入信するなら納得するまで調べてから判断する。
献金主義のカルト宗教などが話題になることも多いいが、それだけ不安感を持っている人が多いということなのだろうか。
人間、生きていれば芥川でなくても「ただぼんやりとした不安」はあるものだ。
であるが自分でその不安を処置するだけの基盤を持っていれば流されることはないだろう。
不安が解消できなければ、人は甘い誘惑や自己中心的な妄想などに弱くなり、いかがわしい宗教の入り込むスキを与えてしまう。
なんせ自ら考えなくても、宇宙の体系から現在の問題まで、すべてを簡単な論理で説明してくれるのだから、そこに「真理」が存在すると思い込んでも仕方がないのだろう。
おそらくは「自分に何もない」という気付きと不安が、本人にとって真理に傾倒する根拠足り得るのだろう。
そのような傾向は以前からあるが、近年、とくに耳にする機会が多くなったのは「読書量」の不足も原因の一つではないだろうか?
本を読む・読まないは個人の自由であるが、読書は偉大なる叡智を持つ他者(そうではない本も多数あるが)との対話である。
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