私の活動している北海道では札幌中央区を中心に高額マンションが次々に登場、高額であるにも拘わらず売れ行きも好調だと聞く。
価格も上昇の一途であるが、不動産業者である私ですら分譲価格と実需の相関関係には首を撚る。たとえば2021年12月に札幌駅の地下街に直結する超高層マンションの「ONE札幌ステーションタワー」が販売されたが、中には約227平米で価格5億円という住戸もあり道内だけではなく全国的にも話題になった。
札幌だけではない。昨年の2022年12月に第1期が分譲された「プレミスト旭川ザ・タワー」は、約156平米で3億5000万円の住戸が登場したが、抽選になる人気ぶりであったらしい。
旭川市は札幌に次ぐ北海道第2の都市ではあるが、平成10年のピーク時に36万4845人の人口を記録してから減少に歯止めがかからず今年のは32万5千人程度まで落ち込んでいる。
もっとも、人口の減少は道内で旭川市に限ったことではない。
ご存じない方のため解説しておくが、旭川市は札幌から約130キロメートルの距離で北海道のおよそ中心に位置している。札幌からJR特急を利用して約1時間半の距離だ(高速道を使えば、車でも同じ程度の時間で着いてしまうが……)
くだんのマンション販売が注目を浴びているのは知っていたが、旭川でそのような高額物件が売れるのか懐疑的だった。だが蓋を開ければ抽選がでるほどの人気だった。
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