不動産従事者の高齢化が進んでいる。
新卒が憧れるような華やかなイメージは乏しく「休みが少ない・労働時間が長い・ノルマが厳しい」などのブラック企業としての要件は充分に満たしていることが理由だろう。
私が新卒者に「不動産業って噂通りに厳しいのですか?」と質問されれば、残念だが頷くしかない。
世の中どんな仕事も厳しさはある。
不動産業の場合、入社から独り立ちできるまでの半年~2年目までが一番厳しいのではないだろうか。
まず覚えることが多い。
宅地建物取引士の資格試験の出題範囲、つまり宅地建物取引業法・民法・建築基準法・都市計画法・税法・法令上の制限の基礎は少なくても頭に叩き込んでおく必要があるし、接遇・不動産調査・各種書類作成などの実務的なスキルも同時に学ばなければならない。
業者により異なるが、上席のフォローを前提としても実際に顧客を担当できるまで最低で半年。
単独で顧客対応ができるようになるまでは1年以上先といったところだろうか。
人数の少ない会社であれば、いきなり現場に放り出されることもあるのかも知れぬがそのような状態で高額な財産を扱えば、待っているのは大きな失敗である。
金額が高額なだけに、失敗すれば顧客から罵倒されるのは当然として、悪ければ訴訟さわぎにまで発展する。
脅すわけではないが、知識は顧客と自分自身を防衛する「鎧」であるからたとえ防御力が低くても最低限の理論武装は必要である。
エージェント奥林が執筆を手掛ける不動産業者必見の人気サイト_【不動産のMIKATA】
【新着記事のご紹介】
日々学び、皆様のお役に立てるエージェントとして不動産に関してのご相談を承っております。
Mail:hiroki.okubayashi@remax-agt.net
mobile phone:090-3773-1849