河野裕子さんとご家族による歌集とエッセイ「家族の歌」を読み、何となくブログのタイトルを思いついた。
であるが何気なく蔵書の収められた本棚を見ると、敬愛する斎藤孝氏の著作に同じタイトルの本があった。
意識してパクった訳ではないのでこのままにしておこう。
話を戻すが、河野裕子さんは2010年8月12日にお亡くなりになった日本を代表する歌人である。ご主人である永田和宏氏は京都大学名誉教授でありながらも「歌人」で、さらに長男である永田淳、長女永田紅いずれも歌人であるというなんとも格調高いご一家である。
冒頭の「家族の歌」は副題として「河野裕子の死をみつめた344日」とされているが、河野裕子さんが癌の再発に苦しみながらも衰える体に鞭打ち詠んだ「歌」と、それを支える家族の「歌」がエッセイと共に紹介されており涙なくして読めない歌集である。
私はその特異な容貌から、読んでいる本は不動産の専門書かハードボイルド小説ばかりのイメージもあるようだが、実際は「詩集」や「歌集」、「日本現代美術史」なんてものまで好んで読んでいる。
そもそも「本好き」は、ある程度の偏りはあっても興味を惹かれればどのようなジャンルにも臆せず手を出す。
何よりも自身の知的欲求を充足させることが目的なのだから、誰に指図される訳でもなく興味のある「本」は片っ端から目を通す。
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