無頼派と呼ばれる作家が好きである。
パパ・ヘミングウェイしかり、日本においては池波正太郎氏や、伊集院静氏にも「無頼」のイメージが漂う。
直木賞作家の浅田次郎氏も、初期の作品で「きんぴか」や「プリズンホテル」などはアウトロー的な人物を主人公としている。
氏が直木賞を受賞した「鉄道員(ぽっぽや)」は8編の短編小説を収録した作品集だが、そのうち「ラブレター」などは、大企業をリストラされた男が「金」のため偽装結婚を目的として戸籍売買したことにより話が展開されていく。
涙なしでは読めない美しい作品だが、反社などアンダーグランドな世界の人間が物語を紡ぐ。
画像_映画.COMより転用
日本において「無頼」は、品性の無い立ち居振る舞いや外見的な特異性、集団からドロップアウトした人間のイメージだが、本当にそうだろうか?
集団にこびることなく、「個」の判断基準により行動の指針を決める。
個=弧であることに、てらいも気負いもなく自然体で生き抜いている人間であると、私は考えている。
「好きこそ物の上手なれ」のことわざ通りなのか知らぬが、無頼な人たちを好んでいたら、いつのまにか「無頼派不動産屋」を拝命することになってしまった。
自称ではなく、知己のある業者仲間の命名である。
もっとも私の場合は、品性の無い立ち居振る舞いや外見的な特異性、集団からドロップアウトした人間のイメージが優先しているような気もするので、どちらにしても喜べない。
私たちエージェントは企業に勤めているわけではないので、毎月、定額の給料が支払われることはない。
誰にも拘束されず自由に活動するが、時間給ではなく成果給である。
私の場合ではあるが、不動産エージェントとして活動する一方で「ライター」と「不動産コンサル」を行っている。
おかげさまでどちらも好調である。
もっとも執筆にしてもコンサルにしても不動産から派生した業務であるから、常に情報を刷新し、自分の考えに反映させていかなければならない。
はた目から見て自由でお気楽そうに見えても、実際は徹底したセルフ・コンフィデンスをしている。
RE/MAX Rosetteオーナー小山内氏との会話でよく話題になるが、「大手不動産仲介業者」の存在意義は、現在においてほぼ無くなっている。
かろうじて残っているのは「企業規模が大きいから安心」という古い慣習的な思考だが、これから不動産を購入する世代は、そのような大手安心思考からは脱却するだろう。
そもそも大手に勤務しているから、担当営業が優秀な訳ではない。
大手に勤務しているから、優秀だろうという思い込みである。
もっとも、大手は社員数が多いので2:8のパレートの法則から考えても、優秀な人間がいる可能性は中小企業よりも高くなるだろうが、所詮はその程度の違いでしかない。
このような考え方が根付いている海外は、仲介業者に相当する会社は存在しない。
RE/MAXのように個人のエージェントがブローカーオフィスに所属して活動する方式である。
不動産業界のオピニオンリーダーや有識者は、すでに来るべき時代の到来を指摘している。
時代の変化にいち早く対応し、個人のエージェントとしての研鑽を積んでいれば、きたるべき時代変化に柔軟に対応していけるだろう。
RE/MAX RosetteではHPをリニューアルし、広くエージェントの募集を行っている。
https://www.remax-rosette.com/
興味があればぜひ、ご連絡を_011-763-8360
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