タイトルとした「祖国とは国語」は、中央気象台に勤めるかたわら山を舞台に自然対人間をテーマとする、山岳小説の分野を開拓した作家、故_新田次郎氏とこれまた作家である藤原てい女史の次男で数学者である藤原正彦氏が著作した本のタイトルだ。
氏は本来数学者であるが両親ともに作家であるからだろう、文章もすこぶる上手い。
不定方程式理論などの功績によりお茶ノ水女子大学名誉教授に身を置くが、専業作家ではないにも拘わらず膨大な知見から紡ぎ出されるエッセイは秀逸だ。
数学者ではあるが論理的思考を成長させるためにも国語力が大切であるとの趣旨を、数多くの著書で述べられている。
例えば人間が何かを考える場合、無意識であっても文字で文章を構築する。これは喋る場合でもそうだ。無意識であっても常に文章が頭の中で紡がれているのだ。であるから言い回しや表現は別として、文章力がある人間は喋りも上手いのだろうという推論が成り立つ。
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