『一物四価』と言う言葉をお聞きになったことはあるだろうか?
不動産は、一つの物件にたいして四つの価格が存在することを表す言葉だ。
まず私たちが仲介などで販売をしている実勢価格(流通価格ともいう)そして
公示価格_国土交通省が毎年1月1日時点の土地を算定した金額。一般の土地取引の指標とされる。
固定資産評価額_固定資産税の算定基礎となる土地価格の評価。
相続税評価額_相続税の算定基礎として国税庁が算定。どちらかと言えば路線価のほうが馴染み深い表現だろう。
購入時には実勢価格ばかりに目が行くだろうし、実際に取引される価格であることから大切なファクターであるが、所有してからはそれ以外の価格が維持費などに大きく関くるので、大切な価格であることに違いない。
固定資産評価額は実勢価格の7割程度が目安であるとされているが、あくまでも目安である。
建物の固定資産評価は建築構造によりことなる。
例えば木造住宅は22年で原価償却(あくまでも税法上)されるので、新築時から少しづつ評価額が下がっていくのだが、たいして土地の評価額は据え置き、もしくは上がり続ける(下がることはない)
余談だが、販売計画が頓挫したニュータウンなどは住宅もまばらであり、土地の買い手がいないことから投げ売り状態のような価格が実勢価格だ。
そのような場所では固定資産評価額が実勢価格を上回る場合が多々ある。
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