エージェント活動 2023.07.23 UpDate

SUNDAY, JULY 23, 2023

【顕熱と潜熱】そしてRE/MAX愛の熱量

息抜きとしてブログに手をつけるまで、某サイトのコラムで建物性能や冷暖房器具による潜熱と顕熱の関係性について執筆していたので、別段深い意味もなくタイトルに引用してみた。


 


不動産業者で潜熱と顕熱について説明できる方は多くないとい思うが、一言で言えば「物体の温度や状態を変化させる際に関連する熱エネルギーの概念」である。


 


ねんのため解説すれば顕熱(けんねつ)とは、物体の温度を上げたり下げたりするために必要な熱エネルギーのことを指す。ようするに物体の温度変化が直接的に感じられる熱のことだ。例えば、水を加熱して沸騰させる場合、水の温度が上昇していく過程で、その温度上昇に必要な熱エネルギーが顕熱となる。また、氷を溶かす場合においては、氷が氷点下から氷点以上に温度が上がる際に必要な熱エネルギーも顕熱となる。


 


それにたいして潜熱(せんねつ)は、物体の状態を変化させる際に必要な熱エネルギーのことを指す。具体的には、物体が相変化を起こす際に、温度は変化しないにもかかわらず、熱エネルギーが必要とされる現象であり、例えば、水を沸騰させる過程では、水は100℃のままであるにもかかわらず、水が蒸気へと相変化する際に必要な熱エネルギーが潜熱として表れる。同様に、蒸気を冷やして凝結させる場合も、温度は変わらないが潜熱が解放される。


 


簡単に言うと、顕熱は物体の温度変化に関連し、温度が上がると熱エネルギーを吸収し、下がると熱エネルギーを放出されるのにたいし潜熱は物体の状態変化(相変化)に関連し、温度変化はなくても熱エネルギーの移動が行われるということだ。


 


温熱環境に興味がなければどうでもよいと思われる物理法則だが、不動産を購入する際には、建物の断熱性能や冷暖房器具の性能が重要な要素であるから、本来であれば媒介業者であっても正しく理解している必要がある。例えば建物の断熱性能と冷暖房器具の性能による因果律だ。


建物の断熱性能が高いと、冬場に暖房を使った際に、室内の温度が外気よりも保たれやすくなる。外気温が低い場合、暖房を使って室内を暖めるためには、外から室内に熱を取り込む必要があるからだ。しかし、断熱性能が高い建物では、室内の熱が外へ逃げにくくなり、そのために必要な熱エネルギー(潜熱)が少なくて済む。結果として、暖房の効率が上がり、エネルギーの消費量が削減されることにつながる。


 


さらに 冷暖房器具の性能について目を向けると、外気温に関係なく室内の快適な温度を保つことができる。暖房機能を持つエアコンなどは、室内の温度を上げる際に必要な熱エネルギー(顕熱)を提供しているが、房機能を持つエアコンは、室内の温度を下げる際に必要な冷気を供給し、室内の熱エネルギー(顕熱)を吸収します。冷暖房器具の性能が高いほど、短時間で快適な温度に調整できるため、快適な室内環境を維持することができる。


 


このように、潜熱と顕熱の概念は、不動産の性能向上や快適な温熱環境の確保に直結しているのだ。不動産業者や建築に関わる専門家は、これらの概念を理解し、建物の性能や機器選定について顧客に適切なアドバイスをする必要があるのだ。


 


とまあ、難しい話はさておき、7月21日(金)に2023年第二四半期『Agent Online Session』が開催された。全国のRE/MAXメンバーをオンラインで繋ぎ、四半期ごとのエージェントランキング発表、さらに全国で活躍しているエージェントの皆様をパネリストに迎え、日々の活動や事例のシェアをするイベントだ。



ZOOMで参加している方の方が多く、オフィスよっては所属エージェントが集い参加する。RE/MAXロゼットのエージェントも同日集まり、酒を飲みながら(これは私だけであったが……)和気藹々と参加した。当日はオフィスミーティングもかねていたので、各エージェントが真面目な顔で近況報告などをシェアした。



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