エージェント活動 2022.03.16 UpDate

WEDNESDAY, MARCH 16, 2022

【IT取引が進む不動産業界】非対面取引であるからこそ反社チェツクが重要

不動産コンサルを行っていると様々な相談が舞い込む。


プロフィールや、臆面もなく晒している「顔写真」その他ブログの論調による影響もあるのだろうが、相談をしてくるクライアントには傾向がある。



一般の方においては「高度な問題を抱えた方」であるし、同業である不動産業者からは「知恵を貸して欲しい」との相談だ。


宅地取引士の資格を有し、不動産業務を行ってはいても全ての不動産実務に精通しているわけではない。


宅建士の資格は「座学」であり、宅地建物取引業法はもちろん民法・法令上の制限など、いわゆる出題される設問傾向を意識して徹底的に過去問をやりこめば合格出来る程度の試験であり、実務を経験していいなくても「学生」や「主婦」の方でも簡単に取得できる。


であるから宅建士を有していることなどは自慢にもならず、大切なのは実務がこなせるかどうかだ。


もっとも実務には精通しているけれど、どうしても試験が苦手で宅建士を取得していない猛者が多いのも不動産業界ならではの特徴である。



であるから不動産業界におけるヒエラルキーは、軍隊でいうところの


「星の数よりメンコの数」という理屈がまかり通る。


つまり沢山の難関資格等を有している階級上位者よりも、長年、業界で無理難題を処理してきた人間のほうが「幅」をきかせるし実務能力も高いという理屈だ。


私は典型的に後者の人間であり、経歴についてもあちらこちらで書き散らかしているブログやコラムなどで包み隠さず開陳している(実際には、あまり細かく書きすぎると差し障りが多大にあるということで出版者からNGを喰らっているのだが)


つい先日、相談が寄せられたのも某地域の不動産業者からの相談だった。


曰く「IT取引で決済以外、本人とまったく顔を合わせずに取引を終了したのだが、どうやら………反社の人間であったらしい」


詳しく話を聞くと、反社チェツクをキッチリと行わずに現金でのマンション取引を終了させ、すでに入居も完了している。


入居してからの素行があまりにも悪く、また不特定多数の怪しい人物が頻繁に出入りをしていたことからマンション理事長と管理会社が専門業者に反社チェツクを依頼したところ、企業舎弟としての「枝組織」の人間である可能性が著しく高い(確定ではない)とのこと。


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