エージェント活動 2020.09.27 UpDate

SUNDAY, SEPTEMBER 27, 2020

エージェントを語ろう

RE/MAXエージェント 奥林です


今回は「私の考えるエージェント」についてご説明します


基本的に不動業は情報産業です


インターネットや「本」で情報収集することも多いのですが、それは知識拡充を目的としています


生きた情報の入手は、「人」と会うことです(パンデミック以降、ZOOMミーティングが増加しましたが)


名刺交換しながら「RE/MAXエージェントの奥林です」と、ご挨拶します


「エージェント…不動産屋さん?」


「はい、基本的に不動産屋ですが…」と、ここからエージェントについて「私の考え方」を説明します


一般の方からすると新築住宅販売・中古住宅販売、賃貸住宅斡旋・投資、リフォームも全て「不動産屋」と一括りで考えられる方が比較的に多いいのですが


その業務性の違いも含めて説明をしながら「エージェント」についての説明するように心がけています



RE/MAXは米国に本部を持ちますが、そもそもがエージェント制は米国の不動産形態です


米国では、各州でライセンスが発行される、不動産ブローカー(Real Estate Broker Person。ブローカー_RE/MAXにおいて所属オフィスです)と不動産セールスパーソン(Real Estate Sales Person。日本における私たちエージェントです)という2種類の資格があります


ブローカーは日本では宅地建物取引業者にあたり、エージェントが同じく宅地建物取引士に近いと理解すれば良いと思います


日本との大きな違いが「米国の不動産営業はプロフェッショナルのみ」しかいないということです


日本では、宅建業の免許を取得するには、5人に1人以上の宅地建物取引士がいればよいとされています


実際の業務を宅建士(米国における不動産取引営業資格)ではない営業マンが行っていますが、米国では資格のない者が不動産取引の営業をすることはできません


つまり、日本においてはどこかの宅地建物取引業者に入社して従業者証明書さえ携帯していれば未熟な営業マンが「○○不動産の○○」ですと、名刺を渡していきなり営業をしても宅建業法上違法ではありません(ここに米国との一番の違いがあります)


クライエントからすると見た目だけで経験豊富なプロなのか、新人なのか分かりませんので、会社規模やイメージを能力評価として認識します


このような状態から「知識経験ともに未熟な営業が提案を行い」不動産トラブルを多発させ、日本における業界全体のイメージを低減させる温床となっています


米国の制度は不動産の取引において、非常に信用性が高くなるポイントです。しかも、顧客は、これまでの実績などを基に個人のエージェントに依頼します


つまり「エージェント指名」です。不動産は会社では無く「人」に頼むと言う考え方です


エージェントは個人の信用が収入に直結し、取引をより確かなものにしてくれるのです。不動産業が日本では、イメージの良くない感がありますが、米国では不動産ブローカー資格は「医師・弁護士」と並んで三大資格と言われています。



日本における不動産業者が登録、閲覧できるレインズ(Real Estate Information Network System:不動産流通標準情報システム)は国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムで、登録不動産業者のみが閲覧でき、一般公開がされていません


またレインズの登録内容は表面的な文字情報と図面だけで公開されていますので、私たちもクライエントに対して登録物件をクライエントに紹介する場合には、独自調査を余儀なくされます


米国では全米リアルター協会(NAR)が管理するMLS(Multiple Listing Service)という物件情報のデータベースが整備されており、不動産会社はこのMLSに加入が義務付けられています。


この「MLS情報」は日本のレインズと比較にならないほど充実しています。物件価格、広さ、写真などはもちろんのこと、登記情報、所有者名、修繕履歴、売買履歴(過去の価格データ)、融資実績、災害リスクや税務情報など豊富な情報が登録されています。そして、情報量が豊富なだけでなく、ブローカーが得た不動産の売買情報は24時間以内にMLSに登録しなければならないため、物件の網羅性と即時性が信頼できると言う特徴を持ちます。日本の様に、自社の物件情報優位性を保つため、登録義務日数ギリギリまで情報を抱え込むようなことはしません


米国では非公開物件を持つことを厳しく禁じているからです


不動産取引の情報が公開されている米国では、日本のように物件情報を持つことで不動産会社が優位に立つことはありません。


つまり役割は、物件情報提供ではなく「ネゴシエーターやコンサルタント、アドバイザー」としての役割が主な業務だと言うことです


私が個人として求めている姿は「エージェントとして」プロでありたいと言うこと。幅広く情報を収集してクライエントに提供し、的確なアドバイスやコンサルを行えると言うことです


常にクライエント・ファーストを考え「個」として活動しています。ご相談、お問い合わせはお気軽にご連絡くださいませ


携帯電話090-3773-1849

メールアドレスhiroki.okubayashi@remax-agt.net

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