不動産仲介エージェントの中澤です。
”専門性”磨きのため、今週はこの本を読みました。
・不動産鑑定 2022年12月号/ 編集 不動産鑑定実務研究会
「不動産IDの有用性と活用領域」
不動産業界の今後について考えるときに、例えば団塊世代の相続問題など
いくつかの課題があると思いますが、そのなかでとくに「不動産ID」に注目したい。
不動産IDで統一管理することができるようになれば、都市契約情報や、生活インフラ情報など
物件調査にかかる作業負担が軽減されて良いというだけの話ではない。
建築分野のデジタル・インフラとなる「建築BIM」と、都市分野のデジタル・インフラと
なる「PLATEAU」、そして「不動産ID」の情報連携・蓄積・活用ができることで、都市開発
まちづくりのスピードアップにつながるという。
昨年土地や建物に関する固有の識別番号の活用について昨年閣議決定されているものの、
このことに関する情報はまだあまり多くないので、本特集で現時点の動きを理解できた。
今後は例えばマイナンバーカードなどとの連携など想像はいろいろできそうで、不動産テック協会の
動きなど今後もウォッチしていきたい。