ライフスタイル 2019.07.28 UpDate

SUNDAY, JULY 28, 2019

保険の見直し~解約・乗り換えだけが能じゃない~

保険の見直し~解約・乗り換えだけが能じゃない~

保険の見直しについてのご相談を受けました。以下回答です。

ぜひご参考下さい。

※この記事は、お客様の同意の下公開しております。

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○○さん保険見直し提案書

提案の概要は以下の通りです。

①終身保険の学資活用
②死亡保障の拡大と医療保険の見直し
③補足:生命保険料控除について
◇最後に◇

①終身保険の学資活用
まず、保険のお話をする前に、社会保障制度に関してお伝えしますと、教育に関しては、無償化が年々進んでおります。

2010年には、国公立の高校授業料無償化、

今年10月には幼児教育(3才~5才)までの無償化、

さらに、2020年4月より高等教育(大学、短大、高専、専門学校)の無償化や授業料減免の支援措置が予定されております。

このように教育制度に関してましては、年々無償化が進んでおります。

もちろん、政権が交代したりすれば見直しされる可能性はゼロではありませんが、時代の流れとしては教育に関しては国民の負担が軽減されるようになっております。

このように、将来的な教育費はいくらかかるか想定が難しいので、決まった時期にしか給付されない学資保険はあまりおすすめしません。

加えて、学資保険などの積み立て型の保険は、払い込みの満期前に中途解約すると積み立てた金額以上に戻ってくることはありません。

しかしながら、学資が全くないというのは不安だと思いますので、今入られている終身保険を学資保険代わりにするのはどうでしょうか。

10年払いで既に8年支払われており、低解約返戻金型で解約してしまうと減額幅が大きいので、払えるのならばそのまま払って下さい。

もし支払いがきつくなるのであれば、保険金減額、契約者貸付、延長定期保険や払い済み保険への切り替えを考えます。

実は学資保険と終身保険は、基本的に同じような保険です。

学資保険も終身も積み立てで、払い込みが終わると、満期金(終身保険の場合、解約返戻金と言いますが、こちらの回答では満期金で統一します)があり、被保険者が死亡した場合、

学資保険⇒保険料の支払い義務がなくなり、その後の満期金を受け取れる。

終身保険⇒保険金が受取りできる。

というもので、

違いは、学資保険は給付される時期(子どもの年齢基準)が決まっており、保険商品によって違いますが、入園・入学する毎に一定の金額が払われたり、大学進学時(子どもが18才時)に一括で支払われたりします。

満期金の戻り率は各社バラバラですが、昨今の低金利事情により戻り率がマイナスで、今契約すると元本割れすることもあります。

参照⇒~2019年版学資保険ランキング~
https://xn--u9jzhog213jvr3d1er.com/2019%E5%AD%A6%E8%B3%87%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0?gclid=CjwKCAjw7O_pBRA3EiwA_lmtfuxDPr55RPbfbU7BA-wK4VW0FqK-gOUnqjQUSsVmk9fYdYtcWDD3wRoC6hkQAvD_BwE

今は入られている終身保険は、契約時の戻り率がずっと採用されますので、明らかに新たに学資保険にはいるメリットはないと思います。

そして学資保険にはない、保険の見直しに融通が利くのが終身保険です。

満期金も直ぐに取り崩す必要はなく、例えば子どもが大学に行かずにすぐに就職した場合など、

満期金を寝かせておいて老後資金として使ったり、そのまま死亡保障として死ぬまで持つことも可能です。

その代り、中途解約の減額幅が学資保険よりも大きいです。特に○○さんの低解約返戻金型の場合、中途解約は大きく損をします。

しかしながら、終身保険の方が死亡保障は学資保険より高いです。というのも、終身保険は積立と同時に死亡保障がメインの商品だからです。

○○さんの○○終身保険の場合、死亡保障が500万円となっており、

生存の場合でも、今年生まれる子どもが18才になった時、約25年終身保険に入っていたことになりますので、

満期金はおよそ¥3230500(実際には24年なのでこの金額より若干少ない)となり、学資として有効に使えます。

ちなみに払い込みは10年間で¥2535600ですので、その時点での戻り率は127%、年利換算で1.1%となり同じ年数で学資保険を積み立てた時よりも有利に働きます。

もし月々2万オーバーのお支払いがきついと感じれば、先ほども伝えたとおり、保険金減額、契約者貸付、延長定期保険や払い済み保険へ切り替えたりして、なるべく解約は避けたいところです。

ちなみに保険証の通り、そのまま61歳まで持ち続ければ、¥3437500となり、解約時期が払い込み終了時点よりも遅くなれば遅くなるほど受取金額が大きくなります。

②死亡保障の拡大と医療保険特約の見直し
続いて死亡保障の見直しです。

リスクの重大性については、全て金銭的なもので考えて下さい。

例えば、収入の全くない子どもが死亡した時に、精神的なショックは計りしれませんが、家計のリスクの重大性としては低いです。

しかしながら、子どもが生きながら重度障害になってしまった時は、逆に家計のリスクの重大性は高くなります。

つまりは、子どもに対しては、死亡保障よりも傷害補償を検討するということです。

さらに基本的な考えとして、今の生活を維持できるようにするというのが適当であり、決して今までよりも、生活を豊かにするものではないことを意識して選んで下さい。

そうすれば、通常の生活費や、貯蓄に回している額を参考にすれば、保障額がいくら必要か定まります。

死亡保障の分野で、おススメは収入保障保険です。

何故かというと、自分が死んだ時に一定額が毎月受取人に満期まで支払われますので、現在の収支を考えながら必要な保険金額の見立てがし易いのと、

段階的に保険金額が下がることで、今は子どもが小さいので、先々のことを考えると5000万円の保障が欲しいが、18年後には独立も近いので2000万円で十分といった合理的な考えに則したものだからです。

さらに、一般の定期死亡保険より保険料が安いです。

保険金額については、今の生活のキャッシュフローをみて決めて下さい。例えば、

収入(手取り) :旦那さん25万円+○○さん20万円=45万円/月

支出 25万円

ならば、

キャッシュフロー=45-25=20万/月

という現状で、○○さんが亡くなった場合を考えると、まず遺族年金でおよそ10万円/月がでますので、

保険金が20万円/月の収入保障に入ると、30万円/月のプラス収支となりますが、前述の通りあくまで現状維持を目的としますので、

15万円/月の収入保障のほうが妥当ではないかと考えられます。

遺族年金のシミュレーションはコチラから→http://www.fitton.co.jp/hoken/nenkin/

収入保障保険は大体どこの保険会社も取り扱いはありますので、またご相談下さい。

そして、上の死亡保障を検討される場合は、併せて医療保険の死亡保障の見直しもお勧めします。

保険の見直しの基本として、被る保険は解約するというのがあります。

自分がどのような保障に入っているのか管理がし易い上に、保険金額の見立てもし易いからです。

もし、収入保障保険に入れるのでしたら、現在入られている○○保険の死亡保障特約2つ(災害死亡特約・死亡保険特約)は解約しても良いでしょう。

ちなみに入られている○○医療保険では、主契約に死亡保障¥70万は最初から組まれております。これは契約上外せません。

更に踏み込んで○○医療保険についてですが、お祝い金のある保険は一見お得に見えますが、実際には自分が積み立てた保険料から戻っているだけです。

今回の場合、特約なしの基本保険料が¥4438/月の保険料ですので、15年間(満期まで)で798840円を支払うことになります。

それに対し、お祝い金は全部で¥525000で、払い込んだ金額より▲273840円となるわけで、この金額が掛け捨ての医療保険だと考えると、

ひと月当たりおよそ1521円の掛け捨て保険となり、当時の定期医療保険(掛け捨て)で同じ条件のものもあったと思います。

つまるところ、当時1521円ぐらいの定期医療保険に入って、2917円貯蓄しても同じとも考えられます。

保険がややこしいのは、自分のお金なのにすぐに引き出せないことにあります。

現時点での積み立て金は、2917円×106ヶ月=¥309202で、既に2回のお祝い金¥210000が支払われており、

差し引き¥99202が解約返戻金として戻ってくると思いますが、もし解約も考えるならば、一度お問い合わせすると良いと思います。

その場合医療保険の入り直しは、お祝い金は一切なしで、入院保障や一時金保障をメインに考えると良いと思います。

また、がん保険や所得補償保険など、多数検討の余地はあります。

もし、解約をご検討される場合はぜひまたご相談下さい。○○さんの周りの環境や価値観に合わせて適切な保険をご提案します。

③補足:生命保険料控について
今回頂いた保険証書の内、○○医療保険、○○終身保険は、

生命保険料控除の対象となり、年末調整か確定申告にて申告すれば所得税が還ってきて、次年度の住民税が安くなります。

残念ながら○○保険の、『年金積立傷害保険』は対象外です。

必要書類は、○○さんの保険料支払い証明書です。大体年末調整前の、10月頃に保険会社から送られてくることが多いです。

◇最後に◇
ながながとお話にお付き合い頂き、ありがとうございます。

しかしながら、FPの仕事はこれで終わりではありません。

○○さんの仕事が変わったとか、不測の事故にあった等、人生のあらゆる時点で環境は往々にして変わるものです。その時に当然ライフプランの見直しが必要になるのです。

もし、ご自身の人生に対する考え方や状況が変わることがあればその度に相談を受けるのがFPの役割なのです。

今回のご相談が、○○さんの将来のお金に対する不安を少しでも和らげたら幸いです。

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