RE/MAXエージェント_奥林です
前回のブログで書いたようにエージェントの傍ら、著述業として活動しています。
不動産エージェントが本業ですが、ありがたいことになぜか文章作成の依頼が多く、頼まれると断れない貧乏性の性格から、自分のキャパを超えるお仕事を引き受け締め切りに追われています。
書くために関連文献を読んで、頭が疲れたからと休憩のための本を読む(結局、読んでるのかい、と、自分でツッコミを入れたくなる)
“本好き”の性ではありますが、面白くない小説を読むと、これぐらいなら自分でもかけるのではと思ってしまいます
ですが、書けませんから(書ける人がいるから出版業界は成り立っているのですが、私は書けません)
敬愛する作家_浅田次郎氏が中学生に向けての講演会で
「皆さん、作家は筆一本で大金を稼げると言うイメージがあるからか、なりたがる人が
多いのですが、悪いことはいいません。やめときなさい、なれませんから」と、言った講演録を文芸春秋で読んだことがあります。
正確ではないのですが、話の趣旨は上記のようなものだったと記憶しています。
氏は「プリズンホテル」や「三匹の悪党」などのピカレスク小説から始まり「鉄道屋(ぽっぽや)」で直木賞を受賞。
エッセイの名手であり「とられてたまるか!」「勇気凛々ルリの色」「つばさよつばさ」
など数多く出版されており、最近では中国や日本の歴史うぃ題材とする小説を積極的に上梓されています。
個人的に浅田次郎氏の小説も好きですが、エッセイを好みます。
ほかの作家では故_池波正太郎先生のエッセイが好きです
「良い匂いのする一夜」「食卓のつぶやき」「男のリズム」など数おおくのエッセイを残されており、“食”と“旅”と“映画”に関するエッセイが共通項となっています
個人的に、食に関するエッセイでは池波正太郎先生に勝る方をお見受けしません
食に関するエッセイの名手と言えば開高健・米原万里・杉浦日向子・小泉武夫・東海林さだお・椎名誠・阿川弘之(敬称略)などがすぐに思い浮かびますが、感性の問題でしょうか、池波正太郎先生以上の書き手には出会えていません
医療小説も好きなジャンルで山崎豊子先生の「白い巨塔」に始まり海藤尊氏のバチスタシリーズや大鐘稔彦氏の「孤高のメス」シリーズの連作・夏川草介氏の「神様のカルテ」などかたっぱしから読んでいます。
仕事柄、法律の専門書やビジネス書などを読みふけってはいますが、そればかり読んでいると頭が疲れる。そこで小説を間にはさんで、心の平穏を保っています。
考えてみればRE/MAXブログも執筆の合間に、クールダウンをかねて書いていることが多いので、後から読み返して「アララ・・・」となることも多く、自分で書いた過去ブログをセコセコと修正しています
せめて
「つれづれなるまゝに、日くらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ」
の境地まで達せられればよいのですが・・・