エージェント活動 2020.08.06 UpDate

THURSDAY, AUGUST 06, 2020

楽しいを仕事に_エージェント活動

RE/MAXエージェント 奥林です


前回で最終回を脱稿した「パッシブ理論で~4部作」には苦労させられました


研究論文であれば表現方法に苦慮する必要はなく、研究動機となる序論から始まり、本論において研究データや参考データを基に考察と結論に結びつけると言う構成パターンが決まっているので個人的に(研究データの集積や参考データの調査は別)それ程に苦労はしません(基本的に論文を読まれる方は、その研究において専門用語理解している方を対象としているので表現方法等に苦慮する必要が無いからです)


ところがブログの場合には目にされる不特定多数の、どのレベルにターゲットを絞るかによって表現方法を変えなければならず、論理的説明に必要となる専門用語を意釈するのに頭を悩ませました


ましてや、世にもまれな体育会系ちょい悪文学中年の不動産エージェントと言う知性・教養・品性・文才が見事に欠落している人間が困難なテーマに着手したのだから苦慮するのは当然だと自戒しています


当面は単話読み切りの軽めブログを展開していきますので、今後とも宜しくお付き合い下さいませ



さて本題です


地方紙である北海道新聞2020年8月6日の朝刊に総務省の人口動態調査の結果が掲載されていました


ご存じかと思いますが、人口動態調査とは各年度1月1日時点における住民基本台帳に紐づく動向調査です


私が居住しております北海道は22年連続で減少し続け、本年度は4.2万人減と8年連続の全国最多となりました


ワーイ全国一位だ!!と、喜んでいる場合ではありません


目出たくも何ともない由々しき事態であります


北海道に限らずではありますが都市集中の人口流動に加え、観光地として国内外から評価の高い北海道ではありますが、特に冬季における過酷さからか住むところではないと言う烙印が押されたようなものです


そもそもではありますが私が不動産エージェントとして自ら起業せずに活動しているのは


お金よりも地域活性化に貢献したい、と言うのが一番の動機です


勿論、お金は大切です。篤志家がくれると言うのであれば喜んで戴きます


不動産仲介業の報酬は契約額の金額を基に計算されますので、物件価格が高い方が当然として報酬が上がります


お金だけを考えるのであれば首都圏中心に高額案件を狙うための情報集積や人脈形成を行う方が有利なのです(当然、これらも行ってはおりますが)


不動産売買に関わる労力は物件価格に左右されず等しく平等だからです(高額案件の場合には複数の業者が絡み、それはそれで苦労も多々ありますが)


稼ぎだけで考えれば、時間をかけて地方まで出張し労力をかける必要はありません


私が経営者として不動産業を展開していれば、地方案件に積極的に関わろうとするスタッフがいれば


「君な、少しは時間効率と費用対効果を考えろよ」と、半沢直樹に出てくるビジネスライクな社長みたいに口の端に笑いを浮かべながら言うでしょうね



企業は社会的な責任もさることながら従業員の生活にも責任がある以上、利益を追求しなければ存続出来ないからです


否定もしませんし、間違っていません


でも私にとって楽しくないんですね、これが


個人のエージェントとして活動している分においては、社会的規範を逸脱して所属オフィスに迷惑をかける以外は、自らの行動が全て自分自身に帰属します


費用対効果を度外視して地方からのオファーで出向き、不動産コンサルを行ってもコンサルティング契約が締結されなければ無償です


せっかくきたのだから持って行けと取れたてのアスパラガスや、鮭なんかが報酬だったりもします(これが報酬と呼べるのか疑問ですが)


企業に所属していれば、上席からドヤされて当然ですよね


経費は会社から出ているのですから


私も不動産経験が長くなり、過去に起業を考えなかった訳ではありません


実際に、すぐにでも起業し従業員を雇う事も可能でしょう


会社を大きくする“夢”は素晴らしい



仕事柄、様々な同業種や異業種の創業社長とお会いしてお話をしていて思うのですが、皆さん口を揃えるように「本当に楽しかったのは会社が小さいころ、夢に向かって自らが動いていた時代だ」と言うんですね(無論、会社が大きくなれば取り扱い規模が増加し、経営における部分での面白さも増加する訳ですが)


自分が個人で動いて生活していく程度の稼ぎは、費用対効果を度外視しても稼ぎ出す自信はあります


自らの楽しいを仕事に、結果として生まれ育った故郷を少しでも活性化したい


今回は、知人からよく質問される「なんで奥林さんって自分で起業しないの?」と言う質問に答える為のブログでした


 


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