RE/MAXエージェント 放浪の吟遊詩人 奥林です
台風9号の影響などで、新潟県では9月観測史上最高と言われる38.3℃を記録しました。残暑の厳しい地域ではまだまだでしょうが
北海道は朝晩の寒暖差が著しくなり、確実に“秋”の気配が近づいています
暦は9月
「スポーツの秋」「人恋する秋」人それぞれ“秋”のイメージは違うでしょうが、私は読書の秋です(季節に関係なく読んでおりますが)
顔が怖い・鬱陶しい・暑苦しいなど各方面からお褒めの言葉を頂戴する私ではありますが、秋ならではの読書傾向と言えば詩集です
「その顔で、詩集・・・ププッ」と、笑わないように。
絵画鑑賞(特にルノアールや、モネなどの印象派を好む)
クラシック音楽の鑑賞
時たま、詩集を読み感慨にふける(高村光太郎や谷川俊太郎など)
基本は一人で、時には気の置けない仲間たちとワインバーやカウンターバーで静かに酒を酌み交わすのを無上の喜びとしています
先日のことですが新聞に出ている本の広告を見て、すかさずアマゾンで“ポチッ”としてしまいました
タイトルは
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)山口 周
本を購入する場合には、本屋に出向き内容を確認してから買うようにしています。それでなくても大人買いで蔵書が増加し続けるのにタイトルで“ポチッ”を繰り返すと、カード請求を見て、おもむろに踏みつけて火をつけたくなることが分かり切っているからです
自業自得ですが・・・
私が不動産業界に入り、まがりなりにもここまでこられたのは素晴らしき数多くのメンターにご指導いただいたからです
現在でも自分自身の描く理想とは程遠く、日夜、学びを深める毎日ではありますがメンターの指導がなければ、もっと低いレベルを彷徨っていたと思います
そんなメンターの一人に言われたのが
「奥林さん、本物を見なさい。そして触れなさい」の、一言
当時の私は素行が宜しくない、業務上の先輩(とてもメンターと呼べるお歴々ではありませんでした)の力業あふれるご指導のおかげで“色の三原色”のカラフルなスーツを着こなしていた時代です
とあるご縁で知り合いになったメンターに「本物を見なさい、そして触れなさい」と言われてもピンと来ませんでした
なんせ、合法的な競売立ち退き交渉に行くと“本物”が占有している時代です(詳しく書きたくないので、察してください)
毎日のように“本物”は見ていた訳ですが、どうやら“本物”の意味が違うらしいことは薄々、感づいていました
残念ながらそのメンターはお亡くなりになっています
不動産業界の方ではありませんでした
お互いの時間が合えば、メンター自らが運転し美術館や画商のもとに同行させていただき
品格のある店で食事を共にし、酒の飲み方や寿司屋での注文の仕方も全てその方に教わりました
いつもソフトハットを小粋に被り、笑顔を絶やさない
博識で、さまざまなことに精通しておられました
そのような人間になりたいと言う渇望から、自分自身が変わり始めたのだと思っています
「正しいか正しくないかでは無く、美しいか美しくないかだ」と、ジャン・コクトーの達観にはいたりませんが、クライエントとの一期一会のつながりを大切に今後とも努力していきたいと思っています
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