エージェント活動 2020.10.12 UpDate

MONDAY, OCTOBER 12, 2020

秋深し_「結露」について考えよう

RE/MAXエージェント 奥林です


私の活動する北海道は、すでに昼夜の温度差が著しくなり紅葉が色づいています


このような時期になると、北海道民は「初雪」に思いをはせる事になります


毎年のように、冬になると相談が舞い込むのが「結露」の問題です


「結露」と言われて「?」となるかたは多くないと思いますが、日常においてよく見かける風景としてガラスのコップに冷たい飲み物を入れると、周りに水滴が発生する現象です



結露の発生メカニズムとしては「飽和水蒸気量」「湿度」により説明することが出来ます


つまり室内温度に対して空気中に含まれる水分(相対湿度)があり、局所的に冷えた部分が存在すると、相対湿度の調和が崩れ液化(水滴になる)します


これが「結露」です


日常的によくみかける光景ではありますが、住宅に取っては深刻な問題とされますし健康被害に結びつくのは勿論のこと、場合によって裁判に発展することもあります


結露はおもに、窓や玄関など断熱の弱い部分に集中します


特に中古住宅などでは冬場に結露が凍結し、玄関や窓が開かなくなったりします


防ぐ手段としては


(1)相対湿度のコントロール


(2)断熱強化(窓・玄関などの結露発生部分)


の2種類です


湿度のコントロールとしては、冬季でもマメに換気するのが効果的です(外気を取り入れる)


外気湿度は、例えば外気温が0℃の場合に飽和水蒸気量は4.8g/m3ですので、外気を取り込むことにより室内の湿度が中和されます(当然として室内温度も下がりますから、加減が必要ですが)


熱ロスの問題を除けば、住宅における換気では第3種換気は外気を直接取り込む換気システムですので、断熱性能に関わらず「熱ロス」が生じはしますが、比較的に室内の相対湿度が中和されることから結露が発生しにくくなります


ところが最近の新築住宅の場合には換気回数クリアのために第1種換気システムの採用が増加したため、断熱性能が低い窓や玄関ドアを採用した場合には、新築にも関わらず結露が多発してトラブルの原因となっています


換気システム単体としては「第1種換気」は非常に優秀です


 


LWZ-130J写真_STIEBELL HPより


外気を取り込む際には一度暖めてから室内に空気を送り込みますので「熱ロス」も発生しにくくなり暖房費節約にも効果的ではありますが、反面として結露水処理の問題から、北海道における「第1種換気」の採用は「全熱交換式」が多いため相対湿度のコントロールが難しくなります


あくまでも住宅全体の断熱性能が高いと言った前提で、最大限の効果を生むと考えた方が良いかと思います


北海道において、断熱強化を考える場合にはホームセンターなどで季節商品として販売される「窓に張り付ける結露防止シート」などはそれなりに効果的で費用も比較的安く済みます


窓本体の取り換えが一番効果的ではありますが、外壁の脱着や足場組など大掛かりな工事となりますし、費用も高額になることから冬場にはお勧めできません


おススメとしては「インプラスサッシ」などの内窓を付ける手法です


防音断熱/内窓 インプラス(2枚建て窓)写真_LIXIL HPより


窓枚数などにより、多少施工時間も変わりますが、一般的な住宅では1日で施行するも可能です


この手法では既存サッシと内窓の間にある空気が断熱材の役割をしてくれますので、驚くほど効果が体感出来ます


玄関については、これも全交換は難しい商品になります


写真_YKK HPより


枠だけを残して、ドア単体で交換出来ればよいのですが、高断熱の玄関ドアは枠と一体で断熱性能を発揮するように出来ていますので、ドア交換のみに対応することが出来ません


この場合においては風除室を造るのが最も効果的な手法になります


またコンセントなどから湿気が入り込み内壁などで液化する「壁内結露」は躯体木部や断熱材の著しい劣化をまねき、住宅寿命を著しく低減させる要因となりますが、この診断には専門的な判定が必要とされますので「信頼のできるプロ」に相談されるのが一番です


また室内における相対湿度の上昇は、カビの発生原因を高めます


室内におけるカビによる人体的影響(健康被害)については、国内の様々な医療機関で研究されており「アレルギー性鼻炎」「気管支肺アスペルギルス症」など様々な感染症やアレルギー、中毒の発生原因となると報告がされています


正しい知識を持って換気コントロールを行う、または断熱改修工事を実施することにより結露防止に効果を発揮します


「結論問題でお悩みの方」もお気軽にご相談ください


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