RE/MAXエージェント 奥林です
胆振東部地震から2年を経過しました
当時、故郷北海道での出来ごとであり、活動拠点である札幌市内各地域においても甚大な被害を受けたことから、常に最新の情報を入手すると共にクライエントからのオファーがあれば、保険会社との交渉や復旧工事対応など出来る限りのことを手掛けました
また自分自身もブラックアウトを体験し、信号も含め街全体が漆黒の闇に沈むと言うノンフィクションのような事態も体験した
騒ぎが一段落してからの復興状況についても情報収取に勤めてきました
ご存じの方もおおいでしょうが「転ばぬ先の杖」としての地震保険は、火災保険の半分までが保険加入金額上限となる
つまり全壊でも半額
震災は大規模に起こり、保険会社も保険金支払い上限を抑え込まなければ対応しがたいと言う理由もあるが、再調達では無く一時避難などの使用を意図としているのが主な理由です
個人的に胆振東部地震後の約2か月間は、毎日のように補修依頼のオファーが立て続けに入り、業者にフル稼働要請を依頼しても対応がしきれず自ら床下に潜り応急処置を行っていました
緊急性の高い事案からトリアージを行い、長くお待たせしてしまったクライエントも多数おられました
非常時において人の品性は大きく分かれるます
「お忙しいでしょうから、ウチはゆっくりで良いですよ」
と、言う方もおられれば
「家を買ってやったのに、何でこんなに待たせる。もっと早く来れないのか」と、お叱りを頂戴したり
夜も満足に寝られずに、毎日、飛び回っている身からすれば“思うことあり”でした
2020年9月6日 北海道新聞の一面に
「半壊以上の300世帯転居」の一面大見出しが掲載された
詳しく読み進めました
端的に言えば、金銭的な部分つまり「経済的負担懸念」による転居
さきほどのべたように、震災において火災保険は適用されません
地震保険に加入していても、火災保険の半額が上限です
実際に全壊判定が出されることはまれであり、半壊や一部損壊判定がほとんどなり、その場合に支払われる保険金額は“いわずもがな”です
公的補助も条件によって出るが、再調達を支え切れる金額ではありません
当時、自ら応急処置を行いながら補修見積もりを日算10枚以上は作成していました
問い合わせオファーには、某大手建築会社で建築をされたクライエントも多数おられました
「建てるときには、良い事ばかりいっていたけどイザとなって連絡しても、つながらなかったり業者が忙しくて手配出来ないと言われて、ずっと待たされて」と言った内容を多数、お聞きししました
ウワサがウワサを呼び込み、口コミで依頼が集中した。皆さん、同じ状況で困っている方々なので自宅を顧みずに可能な限り対応をさせていただきました
大工の人工単価や、設備業者の作業量単価に外壁交換1枚辺り交換単価などを把握している事から、業者に見積をしなくても最速で見積もりを作成することが出来た。また自ら応急処置を行える程度の技術と知識も有しており、職方の作業状況を把握して工程表を作成し納品管理も併せて行えました
法的な部分においても、1円でも支払金額を抑えたいと保険会社と交渉して現場写真と損壊状況の事故報告書を根拠に、保険会社の担当者が嘆くほどの金額を勝ち得ました
もちろん、転居を余儀なくされたクライエント.の売買のお手伝いもさせていただきました
自画自賛になるが、まさに八面六臂の活動状況でした
不動産に分類される業務は多種多彩であり、通常は分業のスタイルがとられます
いわゆるスペシャリスト養成思考であるが、私はゼネラリストを目指しています
不動産は誰に頼むか
企業のネームバリューを信用するか、営業個人を信頼するか
私は個人として、常に知識を拡充し器用貧乏と陰口を言われようとも「自分を敬い」ひいては知遇を得たクライエントのために最善の活動することを標榜しています
いつでもお気軽にご連絡下さいませ