こんにちは。RE/MAXエージェント小西菜月です。
みなさんはサスティナブルについて説明が可能ですか?
「何となく地球環境にいいってことちゃうの」
「ごみをリサイクルするとか?」
「子供の未来を考えるとか?」
「住宅を長寿命化するとか?」
「エネルギーを生む住宅に住むとか?」
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
SDGs、エスディージーズと呼ばれています。
17のゴール・169のターゲットから構成されています。
地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,
そうです。エージェントでなくとも、一個人として積極的に取り組まねばならないのです!
より簡単にいいますと
1)SDGsのゴールは世界的に共通な内容になっている
2)自分の立ち位置で、自分や家族ができることをする
3)エージェントとして17番のように共にゴールを目指す、ネットワークをつくる
ことから初めて、それを信頼の人の輪にひろげていく
です。
■あなたのSDGs
あなたならできる小さな一歩はどれでしょうか?
https://www.un.org/sustainabledevelopment/sustainable-development-goals/
こたえは、17全てにおいて取り組むようにする、ということです。
このような国際的な目標は今までにありません。
経済性、「安い」、「大量生産」ばかり考えてきた20世紀に対して、
「社会性」、「環境性」、「これからの未来への一歩」を
それぞれユニークに創出する時代が到来しています。
たとえば
・高齢者の賃貸について借りられるかどうかの相談
・体の不自由な方への物件の紹介と分析
・子育てに不安がある方への物件の紹介
・介護のために引っ越す方への物件の紹介
・中古マンションをご検討の方への物件の紹介
これらにプラス「連携」を加えれば、専門家におつなぎします、プロの士業の方に
おつなぎします、と安心をご提供できます。
お客様とエージェントが同じ方向を見て、解決していく、という
ポジティブな関係を構築できるとベターです。
不動産業界、まちづくりでできること、ありませんか?
1→不動産で貧困をなくそう
2→持続可能な農業、畑つきの家、もっと言えば、都心でもそんな家があればいいな!
3→健康な家、大量消費のプラスチック素材を使わない家、体に悪い素材を使わない家、ユニバーサルデザインの家。
4→家で子供に教えられる、子供も大人も、シニアも学習の機会、やる気の出る家
5→女性、女児など関係なく、みんなが平等
6→安全な水、トイレ、水回りを提供する、水辺やまちを綺麗に
下記だけでもこれだけのことがでてきますね。
◆参考:もっと知りたいSDGS!
英語の資料はこちらです。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/development-agenda-retired/
■サスティナブルって?持続可能な成長です。持続、可能、成長これらは
お客様自身の人生、建物、その周りのコミュニティに活気と潤いをもたらす要因です。
エージェントの中でも、「街を活気づけたい」という方が多くありましたが
「活気」とはどのように測れるでしょうか?
目に見える活気
人と人の付き合い
きれいな街並み、緑の多い街並み、イベントができるコミュニティ
防災に取り組み、災害時には助け合うコミュニティ等。
近年の京都では、高齢化、少子化が進み、町内会を構成する人々も少なくなり
マンションが建てば「町内会には入らなくてもいい」ということで、
地蔵盆や区民運動会にも参加しないなどが増えています。
■なぜコミュニティが大事か?
京都に住んでいて、なぜコミュニティが大事なのか?
実感していることをご紹介します!
1)近所づきあい
近所づきあいがないというのは、自分自身のコミュニティでの役割にも気づけない、
そして、どんな困りごとがあるのか、という助け合いもできない、ということになります。
私の住む下京区では、子育て世代も多く、梅小路公園や子供みらい館で知っている顔に会うことが
よくあります。そう、コロナの時代は、京都の街全体が、良い意味で、リビングルームなのです。
庭、書斎、カフェなど、子育てをしているお母さんやお父さんがほっと一息できるなど。
それを考えてみて下さい!誰もいないところで子育てするなど本当に大変です。
近くのおばさんから、あそこに行くといいよ、銭湯のおばさんからは、これ使い、
こうしたほうがいい、などくらしのアドバイザーがあちこちにいます。
2)子育て
近所に子供がいる、年齢の異なる子供と遊んだり、喧嘩したりして子供も成長します。
大人も助け合うことができます。買い物、荷物、回覧板、イベントへの参加など。
最近はお寺を開放して、親子でヨガをしたり、絵描きをしたりもあります。
残念なのは、保育園の園庭が小さいということですが、その代わりに
街中に運動できる施設があり、子供がスポーツや交流を楽しむことができます。
3)防災、助け合い、自治の力
京都は町内会があり、そのうえが、学区、区、京都市となっています。
コミュニテイを構成するのは、各世帯、そして異なる世代です。子供たちもわいわい安心して
暮らせるのは、近所のお年寄り、大人たちが、きっちりと目を光らせているから、というのが
私の子供時代でした。今は何でもIT、カメラ、セキュリティかもしれませんが、やはり
ほんの雑談からうまれる「つきあい」は、それにも勝るものがあります。
SDGSは、警笛であると共に、私たちが前へ進むための指標です。
それは、エージェントとしても、建物、物件を分析する時にも
お客様にとって「サスティナブル」という視点を忘れず、投資や改修をすすめたいものです。
より詳しい情報は外務省のSDGsプラットフォームへどうぞ。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html
■デザインに興味のある方は、SDGsのロゴデザイナーからの
メッセージを聞いてみましょう。
(英語のビデオでも、歯車マークを押して、設定→自動翻訳→日本語を押せば
翻訳が見られます)
■RE/MAXヨーロッパの取り組みもチェックしてみましょう!
http://www.remax.eu/en
【小西菜月 Nazuki Millotat Konishi】
住宅建築コーディネーター/デザインコンサルタント/REMAXエージェント@コミュニティ・ラボ
京都生まれ、京都育ち、建築設計・アトリエ事務所、海外駐在を経て、questLLCパートナー。
デザイン、マーケティング、ブランディングの分野で業務、教育活動を行う。
ドイツ人と国際結婚し、1児の母。京都にて子育て中。町家をもっと京都に、空き家を新しい町家に。
たてものリノベ、内装提案から再活用、まちづくりまでよりよい暮らしをつくるための提案を行っています。