現在の不動産取引では、不動産業者による無料査定が主流となっており、最近では AI による無料査定も台頭してきています。
無料査定については実は多くの不動産業者にとって大きな負担となっています。不動産に関する査定書は記述量が多く高い専門技術がいる上に無料です。特に、大手以外の不動産業者は大手の当て馬のように使われており無料査定書作成の負担感は相当のものです。
また、最近はやりの AI 査定の中には、ありえない価格を提示しているものも多く見受けられます。
さらに、インターネット上では「複数社の無料査定を比較するサイト」があり、あたかも「高値を提示する業者が優れている」かのように宣伝されています。しかし、無料査定で高値が提示されたとしても、実際に市場に出した際には、大幅な値下げが行われるのが実情です。
西欧では取引の入口部分で無料査定がないわけではないですが、有料査定がスタンダードです。
いつまで日本では不動産業者による無料査定が行われるのでしょうか。透明性のある不動産取引ひいては不動産流通の活性化のためには、専門家による優良査定がスタンダードになるべきなのは論を待ちません。
しかし、制度の変革が必要であっても、大きな社会問題でも起きないと難しいと思います。特に日本の査定専門家である不動産鑑定士サイドに、低廉な価格で優良査定を行う気概がないため、制度化は今後も困難なことだと思います。
私は、不動産鑑定士であるエージェントとしての希少な立場から、リマックス・アイキオフィスのエージェントは適切な査定をバックボーンとしていきたいと考えています。