「住みたい街」もしくは「住みやすい街」等のランキングは、不動産ポータルサイトの鉄板ネタだ。そのランキングをみて街を選ぶ人はそう多くはないであろうが、なんとなく気になってみている人はたくさんいる。
細かい順位の変動はあるが概ねラインナップは決まっていて、関東なら吉祥寺、関西なら西宮北口あたりがTOPno常連だ。それに違和感を覚える人も多かったからなのか「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」というドラマも話題となった。
そんな「住みたい街」だが、面白いものがあったので記事にしたことがある。
この記事は、SUUMOの「住みたい街ランキング」のデータを居住者別に再集計し大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県の2府4県の「府県民ランキング」を発表したものにコメントをしたものだ。
詳しくは記事を参照してほしいが、エリアごとのクセがはっきり出ていて大変興味深い。全体ではランキングに入っていない駅が府県ごとでは上位に入っている例が多い。
これは府県ごとに分けたデータだが、これを市区町村や路線ごと、駅ごとで分ければさらに面白い結果が出ると考えられる。エリアごとのクセが見えるはずだ。
不動産業は地元密着を推しとする店舗が多い。お客様もそれに期待している部分も大きい。
そこで一つ提案。
ブログ等で情報発信をする際に「このエリアの人はこのエリアを好む(好まない)」といった「エリアの相関図」を書いてみるのはどうだろうか?
その内容が読者の的を射て入れば、「このエージェントは地元のことをよく知っている!」と評価してもらえることは間違いない。
「地元密着型」「地域に愛されて○年」などと書くよりもよほど説得力があるように思えるがいかがだろうか?