お役立ち情報・ネタ 2021.03.28 UpDate

SUNDAY, MARCH 28, 2021

コロナ時代、何を頼りに家を決めるか

 


こんにちは。コミュニティ・ラボのAGT小西です。


 


みなさんはどんな風に物件の場所を決めますか?またエージェントとして、


どのように住まいの決定をサポートしていますか?


私は、インターネットの発達した今だからこそ、


さまざまなレイヤーでお客様に見えづらい情報を可視化していくことを


気をつけています。


 


家を決める時、お客様が物件を探して行く不動産やさんでは通常、アンケートを


取られます。


 


学区、勤務先、駅、スーパーなど、生活に必要な場所や、よく行く場所を聞かれます。


でも私たちの生活スタイルは、コロナで変わったはず!


 


アフターコロナの場合に気をつけたい条件を見てみましょう。




■駅近は本当にいるの?


アフターコロナ、ニューノーマルでは


1)駅近でなくてもいい←リモート勤務、転勤の予定がある


2)スーパーは生協があるから別にいらない←コストコに行っている、防災に備えているので備蓄がある


3)仕事はネット環境があればどこでもできる


という人はいるのではないでしょうか。


むしろ駅から少し歩いても、健康を維持できる程度の快適な広さのある物件の方がよいのではないでしょうか。


 


■子育てだけではなく、緊急時の介護も視野に入れる


1)病院の位置を確認しましょう


2)自身の親の家からの距離、義理の親の家、親戚の家の距離も考えましょう


3)万が一に備えましょう。もし親が倒れた、自分が倒れた、などの時にはどうでしょうか?


4)駐車場への距離。


5)ドラッグストアへの距離(介護、子育て、おむつ、薬などの購入)


6)かかりつけ医の位置。


耳鼻科、内科、歯医者など予防注射や体調管理に行くので頻繁になります。


歯医者は、私の住んでいる場所は3つ以上あり、もし緊急の場合には、いずれかに行くことができます。


 


■災害もしかるべき


1)子供の通う、小学校、学童、習い事。頻度と距離。


2)災害になった時、危険なブロック塀、道、暗い道などがないか


3)避難場所はどこか確認しましょう


 




■建物情報以外に見えない情報をチェックする


 


京都府では最近、子育てのできる都市を目指すとしています。


 


そこで、小さいお子さん、ティーンの子供をお持ちのご両親には見えない情報も


確認してもらいたいと思います。特に子供被害が全体の15.5%そして


ちかんも、15.2%


そして不審な声かけもみられます。


コロナで話し相手がない、など変な人も出てきてしまうのかわかりませんが


路上が危険ということは親にとっては大変こわいものです。


スマホを持っているから大丈夫、と安心せずに、子供には危険な時に


どうするか、助けの求めかたはどうするか、塾帰りには一人で帰らないなど


親も配慮が必要です。


 


京都市の治安情報をチェックしましょう!!


京都府の治安情報の事件種別分布がみられます。


https://www.gaccom.jp/safety/area/p26




■実際に歩いてみよう


子育てに適しているか、そうでないか、歩いてみましょう。


また近隣の人にも心配事があったら、雑談程度に立ち話してみましょう。


子育てを経験した方、祖父母世代なら毎日そこにお住まいですので


何らかのヒントが得られるはずです。




■ゲストハウス、空き家について


実際に物件があったエリアでも、ゲストハウスが多い、空き家が多いなどは


所有者が変わったり、観光客が出入りする可能性もあります。また人口が少ない町内では


高齢化で、地蔵盆や運動会がない場合もあります。


役員の役回りが回ってくることもあります。子育ての初期には大変な場合もありますので


事前に見ておきましょう。




■マンションか戸建てか


週2回ある燃えるゴミのゴミ捨て。戸建て賃貸に住んでいたら当たり前ですが、


両親のうち一人が外に勤めに出ていて、もう一人が子供を見ている場合、


子供が小さい、赤ちゃんなどですと、結構大変な時があります。


一人にして置いていけませんので、雨の日でも連れて行く、ご近所に


子育てをしている方がいたらちょっと見てもらう、なども可能でしょう。


町家の場合、玄関ドアが閉まりにくい、開きにくいなどで


鍵が開かない場合、セキュリテイはどうかも確認しましょう。


私の場合は、セコムさんに来てもらったこともあります。




 


■京都の銭湯文化を継承しよう!


京都以南ではずいぶん少なくなりましたが、銭湯文化は今も生きています。


京都に移住をお考えの方は、ぜひ楽しんでもらいたいものです。


スーパー銭湯ではなく、普通の銭湯こそ、常連客の交流の場であり、


子供の成長、しつけ、季節の食べ物情報、店や商品の話で盛り上がります。


一人で子育てをしない、というか地域で支え合い、顔見知りがいると


〇〇ちゃん!大きくなったねと見かけてもらえたり、成長を見守ってもらえます。


そんなご近所づきあいの笑いの絶えない銭湯が、下京区にはあります。


またコロナの時には、「免疫力を上げる」という意味でも銭湯が活躍します。




■子育てには、近所づきあいはありがたい


ちょっと子供と遊ぶ、路地で遊ぶ、親が立ち話をする、そしてもう小さい子供なら


近所の子供も一緒に風呂時間にお風呂を済ませる、など私の住んでいるエリアでは


ありがたいことに同じくらいの子供がいるご家庭がありますので


行き来があります。


こういったあたりまえのような風景が、だんだん消えていかないよう、


京都でも近所づきあい、助け合いを強化していきましょう。




【小西菜月 Nazuki Millotat Konishi】


住宅建築コーディネーター/デザインコンサルタント/REMAXエージェント@コミュニティ・ラボ


京都生まれ、京都育ち、建築設計・アトリエ事務所、海外駐在を経て、questLLCパートナー。


デザイン、マーケティング、ブランディングの分野で業務、教育活動を行う。


ドイツ人と国際結婚し、1児の母。京都にて子育て中。町家をもっと京都に、空き家を新しい町家に。


たてものリノベ、内装提案から再活用、まちづくりまでよりよい暮らしをつくるための提案を行っています。


 


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