お役立ち情報・ネタ 2020.02.23 UpDate

SUNDAY, FEBRUARY 23, 2020

僕のお婆ちゃんは認知症 第2話

オフィスオーナー

住 健太

前回の第1話を見ていない場合はコチラからお読みください。


⇒ 第1話はコチラ


 


それでは第2話をご覧ください。


お父さんが、お婆ちゃんの様子を見に家に行った時のこと。

入院中のお爺ちゃんの着替えなどを取りに

2階に上がったら信じられない光景が目に入ってくる。


それは高齢者の2人暮らしでは、絶対に必要のない布団の数。


約30~40個の夏と冬用の布団がありました。



そうです…。



やられていました…。



ちょっとボケたお婆ちゃんをカモにして、

布団を大量に買わされていました。


布団以外にも、

定期的にドンドン送られてくる

健康ドリンクや、サプリなど…


お爺ちゃんの医療費のこともあるのでお金は全部、

お父さんが管理をすることに。

今後どのようにしていくか、家族会議が行われました。

すぐには無理だと思うが、

とりあえず一度どんなものか介護施設、

老人ホームの説明会にも行ってみよう。



ということで、

近辺の施設の説明会を聞きに行きました。



2~3つの施設を見学、設備やサービス、

金額の負担額などの説明を聞きました。


満室だったりと施設により、

紹介できないものもありました。



数日後、


ご縁があって【特別養護老人ホーム】に空室ができて、

今なら申込が可能ですよ!

っと、連絡がありました。



老人ホームの中では費用の負担が比較的、

安い種類の老人ホームです。


ここの施設に決め引越を終えて、

入居することになりました。

お婆ちゃんのボケは調子が良い時と、悪い時があります。

調子が良い時は特に何も問題がないが、

悪い時には自分のお部屋を間違えたり、

忘れたりします。



そして、特に悪い時には忘れてしまう…。



人のことを。


そう。


孫である僕のことや、僕の兄弟のこと。


身内のことも気付かない時があります。



息子である僕の父のことは、

まだ覚えている様子でした。



何よりも大変なのは、

お爺ちゃんがガンであることや、

入院していることも忘れている時があります。


一緒にお婆ちゃんとお見舞いに行った時は、

お爺ちゃんを連れて家に帰ろうとしていました。


まだまだ、

書ききれないほどの内容が

たくさんあり話が進まないので、

ここでは省略させていただきます。



そして、


数週間が過ぎてお爺ちゃんが

ガンで亡くなってしまいます。



お通夜の日。



お婆ちゃんはなぜか、

泣いていませんでした。



第3話につづく

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