僕のお婆ちゃんは認知症 第2話
お役立ち情報・ネタお父さんが、お婆ちゃんの様子を見に家に行った時のこと。
入院中のお爺ちゃんの着替えなどを取りに
2階に上がったら信じられない光景が目に入ってくる。
それは高齢者の2人暮らしでは、絶対に必要のない布団の数。
約30~40個の夏と冬用の布団がありました。
そうです…。
やられていました…。
ちょっとボケたお婆ちゃんをカモにして、
布団を大量に買わされていました。
布団以外にも、
定期的にドンドン送られてくる
健康ドリンクや、サプリなど…
お爺ちゃんの医療費のこともあるのでお金は全部、
お父さんが管理をすることに。
今後どのようにしていくか、家族会議が行われました。
すぐには無理だと思うが、
とりあえず一度どんなものか介護施設、
老人ホームの説明会にも行ってみよう。
ということで、
近辺の施設の説明会を聞きに行きました。
2~3つの施設を見学、設備やサービス、
金額の負担額などの説明を聞きました。
満室だったりと施設により、
紹介できないものもありました。
数日後、
ご縁があって【特別養護老人ホーム】に空室ができて、
今なら申込が可能ですよ!
っと、連絡がありました。
老人ホームの中では費用の負担が比較的、
安い種類の老人ホームです。
ここの施設に決め引越を終えて、
入居することになりました。
お婆ちゃんのボケは調子が良い時と、悪い時があります。
調子が良い時は特に何も問題がないが、
悪い時には自分のお部屋を間違えたり、
忘れたりします。
そして、特に悪い時には忘れてしまう…。
人のことを。
そう。
孫である僕のことや、僕の兄弟のこと。
身内のことも気付かない時があります。
息子である僕の父のことは、
まだ覚えている様子でした。
何よりも大変なのは、
お爺ちゃんがガンであることや、
入院していることも忘れている時があります。
一緒にお婆ちゃんとお見舞いに行った時は、
お爺ちゃんを連れて家に帰ろうとしていました。
まだまだ、
書ききれないほどの内容が
たくさんあり話が進まないので、
ここでは省略させていただきます。
そして、
数週間が過ぎてお爺ちゃんが
ガンで亡くなってしまいます。
お通夜の日。
お婆ちゃんはなぜか、
泣いていませんでした。
第3話につづく