山口県阿武町でコロナで生活困窮した世帯に10万円の給付金が銀行を通して振込されましたが、
あろうことかある世帯に463世帯分4,630万円を振り込む大失態をしてしまいました。
そして受け取った町民は、このお金を返していないそうです。
この大失態も問題ではありますが、この件で注目を集めたのが、町から銀行に渡した振込先の情報を記録した媒体が
なんとフロッピーディスクだというのです。
若い人はその存在すら知らないかもしれませんね。
未だに存在していたのかと驚きましたが、それを未だ個人情報の記録に使っているのは更に驚かない訳にはいきませんでした。
また町が使っているものかと思いきや銀行からの依頼でフロッピーディスクにデータを落としたというから、ほんとビックリです。
DX、DXと叫んでもなかなか大きな改善が図られないのは、
こういったものにいつまでもしがみついている役所や企業があるからなのでしょうか?
東京都の太陽光パネル設置義務化
東京都は、新築戸建に太陽光パネルの設置を義務化することを目指しています。
戸建を建てる個人に義務を負わせるのではなく、ある一定の規模以上のデベロッパーに義務化を検討しているとのことで、
東京都に新築される戸建の85%程度になるようです。
2050年のカーボンニュートラルを目指してやれることはどんどんやらないととても達成することはできないということで
国も行政も様々な取り組みを検討しています。
ただ、太陽光パネルを新築の戸建の屋根に次々乗せていった時に起こる問題を先に解決しておかないと
逆に大きな問題を引き起こすことになりかねないと思います。
その一つが電気余りです。
電力のことはあまり詳しいことはよく分かりませんが、需要と供給のバランスが崩れると停電の可能性が出て来ます。
夏と冬は電力需要が高まりますので、電力不足に陥ってしまうことがあります。
逆に春と秋は電力需要が少なくなるので、電力余りになってしまうそうです。
分かるような分からない話ですが、常に需要と供給のバランスをとるためには、
送電網の整備と蓄電池設置が急務のようです。
もう一つの問題は、廃棄パネルの処理です。
現在は家庭用の太陽光パネルは耐用年数を過ぎると粉砕して地中に埋設して廃棄しているらしく、
家庭用の太陽光パネルの再生の技術が開発されていないとのことです。
地球環境改善のために太陽光パネルの設置を義務化するのに、
地球に優しくない廃棄処分をしていては何のことやら理解できなくなります。
ということで太陽光パネルの設置の義務化はどんどん推し進めて欲しいのですが、
その前に解決すべき問題の解決を同時に対処してもらいたいものです。