お客様の声 2018.07.15 UpDate

SUNDAY, JULY 15, 2018

相続不動産の有効活用、コンサルタント

一戸建てを相続する

5月末、友達から「親から相続することになった不動産を売るのか、貸すのか悩んでいるから相談にのってほしい」と言われ、一緒に内見に行きました。写真は、実際の戸建です。(掲載許可いただいております)
予め、設計図面や購入当時のパンフレットをお預かりしていたので、事前に調べておいた銀行融資上での査定金額や周辺の取引事例、新築戸建て販売価格等々から導き出した「売却想定額」をお伝えし、ある問題点の指摘をしました。
一般媒介で預けている不動産会社さんの看板が無防備にかけられていたので、周辺に住んでいる方達に3ヶ月以上売れてないね…あのお家。というイメージがついてしまっていることを払拭させるためにも、はずした方がよいともアドバイスしました。

「もしも売るにしても、今の状況だと内覧に来られた方が、このお家に住むイメージがつかないですね。倉庫に近い今の状況は避けた方が良いですね。せっかく見に来たお客様が買う気になるように、大々的なステージングまではしなくても、せめてお花を飾るとか、住んだ時のイメージがしやすいように整える、いわゆる【商品化】することをお勧めします。」とアドバイスしました。

質問型の営業=コンサルタント

私「ところで、Mちゃんは、どうしたいと思っているの?」
Mちゃん「今すぐ焦って、売らなくてもよいかなぁって思っているんだよね。」
私「なるほど、そうなのね。鉄骨でしっかりした造りだし、新築当時、拘ってデザイナーさんが建てられたんだなぁってと思うなぁ。それぞれのお部屋が独立しているし、この特徴的な階段も面白いね。」写真は、実際の室内階段です。(掲載許可いただいております)
Mちゃん「そうなのよ。当時の施工会社さんと仲良くなって増築する時にもお願いしたの」
私「なるほど、そうなんだね。ところで、その増築部分は、登記しているかな?」
Mちゃん「…。分からない。でも確認しておくね。」

私「よろしくね。例えばだけど、もしも貸すとしたら、どんなヒトに借りて欲しい?」
Mちゃん「うーん、そうだなぁ。学生さんとかよりは、女性かなぁ。外国人ってイメージもあまり浮かばない。」
私「なるほど。そうなのね。独立したお部屋を有効活用してシェアオフィスとか面白いかもしれないね。」
Mちゃん「実はね、私もそういうこと、やってみたかったの。起業したての頃ってお金かかるじゃない?一人で起業するって大変だし、そんな駆け出しの女性のために、お部屋を貸し出したりするのはどうかなってことも考えてたんだ。色んな業種が集まると可能性も広がるじゃない?でもそんなこと、私に出来るかなぁ?」
私「なるほど、そうだったんだね。想いがあれば、ヒトは動くから!私も応援するよ。」
そんなお話をしました。

不動産売買の大手不動産会社さんに「専属媒介」を任せていた時には、そのようなアドバイスや問題点の指摘が無かったとか。

売るにせよ、貸すにせよ、ちょっと手を入れた方がよいと判断したので、その場でリフォーム会社さんに電話を入れると翌日なら見に来れるとのこと。鍵をお借りしその翌日にリフォーム会社さんを呼んで、リフォーム費用を見積っていただきました。

これからの時代に必要不可欠な「ホームステージング」の資格を取得したというリフォーム会社社長に聞いた的確なアドバイスをお伝えしました。
「①まず不要なモノの撤去費 ②室内のクリーニング費用 ③リフォーム費用(浴室・キッチン・洗面所)200~300万円等々かかるが、住む人の嗜好で選べるように、あえて今やっておく必要はない。④プチホームステージング カーテン付け替え、ラグやスリッパを入れ替え、お花を置き、良い気を入れる。」

自分がやりたいと思うことが、一番自分に向いている!

それから2週間か3週間ほど経ち、友達から連絡があり、家族会議や役員会議で議論を重ねた結果、今すぐ売却することは見送り、有効活用することに決めたと報告をいただきました。

友達からは、「売らずにあのお家を使って、新規事業をする方向性に決定したよ。売るより貸すより事業により利益をもたらすという可能性にかけた。自立する女性のためのスペースにシェアオフィスとかコワーキングスペースとかに有効活用することに決められたのは、まちりんのアドバイスがあったおかげ。専任媒介を預けていた当初の大手不動産会社さんは、あの問題点は一切スルーで、何もアドバイスしてくれなかった。まちりんは、単なる【不動産屋】さんじゃない。私達に一歩踏み出すスイッチを入れてくれた!ちゃんとコンサルしてくれたよ。すごく感謝しているよ。ホントにありがとう。」と嬉しいお言葉を頂戴しました。

私が尊敬している大学の先輩に、「不動産屋はグレーな世界やし、そんな世界で勝負するのは大変やで。小谷には、不動産屋は向いてないわ。」と言われたことがあります。
Mちゃんからいただいた「そんなこと無いよ!自分がやりたいって思うことが、一番自分に向いてるんだって!」というコトバを信じて。


不動産屋さんは、「媒介契約」を預かってナンボの世界。
私は、その方にとって最良の不動産サービスを提供する。ありがたいことに、色々なオファーをいただいたり、ご指名いただいたりする機会が増えて、充実した日々を過ごしています。仕事もプライベートも活き活きと充実した毎日を過ごしたい。
たとえ今すぐ数字に表れなくても、【想い】があれば、いつかきっと…報われる時が来る!そう信じて「不動産屋さん」ではなく、ご家族のみんなが笑顔いっぱい過ごせるように、「阪神間で一番相談しやすい不動産と資産運用のコンサルとタント」になりたい。そう思っています。今回のご相談では、そのMissionに近づけたかな。

RE/MAXと出逢ってから、早や4年の歳月が流れました。RE/MAX歴5年目の古株です。(笑)
個人的には、「RE/MAXのエージェントとして活躍し、いつかトップエージェントになり、RE/MAXのロールモデルになる!」そして、RE/MAX仲間とは「世界の不動産を一つにする。そしてみんなが幸せな世界を造る」夢を共有しています。


相続や不動産に関するお悩み事、いつでもご相談お待ちしております。
~阪神間で一番相談しやす不動産と資産運用のコンサルタント~
 フリーランスの不動産エージェント  小谷 真千子

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