2023年の補正予算案が政府でまとめられました。
これによると国債の発行額は、当初予算と合わせて40兆円を超えます。
こんな額で補正予算を組むということは、財政規律なんていうことは更々念頭にないのではと感じます。
コロナ禍での緊急事態を乗り越えるために国債発行額が膨らみましたが、未だにコロナ禍と同じくらいの額の国債発行をしようと案を作成した政府は、
すべてのつけを次世代に先送りしているとしか思えません。
所得税減税を打ち出し支持率のV字回復を目指しましたが、完全に思惑を見透かされ支持率は過去最低水準にまで落ち込んでしまいました。
更に増収分を国民に還元すると言いながら、その財源を国債発行で賄おうとしていることは、
今少し払ってやるから後で自分たちで返せよと言われているとしか思えない愚策としか思えません。
この国は、かつての輝きを取り戻すことはもうないのでしょうか?
寂しさというより怒りが募ってきている人も少なくないと感じます。
区分マンションの専用部分と共有部分
マンションにお住まいの方なら、マンションの中に専用部分と共用部分の区分けがあるのを理解されていると思います。
ただ初めてマンションに住み始めた方にとっては、なんでここがと思うことが少なくないと思います。
共用部分は、マンション全員のものとして、管理費、修繕積立金を毎月払って維持管理されます。
マンションの共有部分は、区分所有法という法律で規定されている部分とマンションの管理規約で規定されているものの2種類があります。
区分所有法で規定されている共用部分は、エントランス、廊下、階段、パイプスペース、建物の躯体等の部分になります。
施設の充実しているマンションには、フィットネス、プール、キッズルーム、ゲストルーム、ラウンジなどがあり、
購入するかどうか決め手になることが多くあると思います。
これらの施設は、共用部分ですので、マンションの所有者全員で維持管理する必要がありますので、
修繕積立金の金額が施設の無いマンションに比べるとかなり大きくなり、年数が経ってくると各戸の負担が大きくなっていきます。
規約で規定されている共用部分は、分かり難い部分が多くあります。
例えば、玄関扉、窓ガラス、網戸、バルコニー、インターフォンなどが共用部分になりますので、
なんで?と思われた方もいると思います。
これらは、共用部分の中でも専用使用部分と言われる部分になります。
部屋の中をリフォームしようと思い、窓や玄関扉を交換しようと思っても勝手に行うことができません。
管理組合の承認を得ないとできない場合がほとんどです。
築古のリノベーションマンションを見ると、部屋の中は新築のように綺麗になっているのに、
窓枠が古臭くてアンバランスを感じることもあります。
これは、窓が共用部分であるがためにリノベーションと同時に交換することができないからです。
エントランスにあるメールボックスの投函口が壊れてしまったりしても基本的に勝手に直すことができなかったりもします。
マンションの部屋の境界に関しては、戸建のように境界ラインで揉めることはまずありません。
ただ、ベランダが続いているため、何かが越境してしまうことがあります。
例えばエアコンの室外機のドレイン(排水)が挙げられると思います。
ドレインホースから出る排水は、チョロチョロと出て勢いはなく、部屋の埃を取り込んだドロドロの水なので
隣に流れていくとかなりご迷惑をお掛けすることになります。
ドレインホースがどこを向いているかでお隣に流れて行ってしまうこともありますので、充分気をつける必要があります。
マンションは、あくまでも共同住宅ですので、自分が思うがままに何でもできる訳ではないので、
トラブルを抱えないためにも共用部分の使用については注意を払うことが必要です。