先週の木曜日に日経平均株価が過去史上最高値を記録し、3万9000円を超えました。
これまでの最高値は、1989年12月につけた3万8915円でした。
当時は、バブル真っ只中で世の中が全体的に浮かれていた記憶が鮮明に残ってます。
この頃の映像としてよく流されるのがマハラジャなどのディスコで女性がデコレーションされたうちわを振りながら
踊り狂ってるものが多いですが、実際この時期に20代だった私もどっぷり浸かってました。
心配事など何もなくてとにかく何とかなるさといった思いが強く、
頑張れば収入は上がるし、昇進も保証されていた時代だったと想い出されます。
当時と比べると、全然浮かれた雰囲気はないですし、将来に対する不安を抱えている人も数多くいると思われる
現在の状況で株価だけが上がって、実態と乖離していると感じている人が多くいると思います。
今後この株価先行の状態が実態経済に如何にして反映してくるのか、
無責任かもしれませんがバブル世代の私としては、楽しみでなりません。
住宅確保要配慮者の賃貸保証
住宅確保要配慮者とは、高齢者、低所得者、障害者など賃貸の部屋を借りるのが難しいとされる人たちを指します。
特に高齢者の単身世帯が年々増え、全国で800万世帯に近づいており、
2040年には900万世帯に迫ると考えられています。
高齢者に関しては、大家からすると孤独死のリスクがあり、長い間発見できずにいると
特殊清掃を入れなければならない必要もあり、また次の入居者を見つけることが難しくなり、
家賃も下げざるを得なくなることから高齢者の入居を拒むことが日常的あります。
そこで国は、保証会社の認定制度を始めることを進めています。
この認定を受けた保証会社は、住宅金融支援機構の提供する保証業務の
保険の補填率を引き上げてもらうことができるようになります。
また、居住支援法人の機能を高めます。
今は、債務保証と相談業務に限定して営業している保証会社が大半ですが、
死後の残置物の処理を保証会社ができるように法整備を進めています。
更に日常の安否確認、見守りもできるような仕組みを整え、居住サポート住宅と認定されれば、
改修費の補助を行うことも盛り込もうと考えてます。
今後の高齢化社会を考えると当然の検討事項であり、むしろ議論をするのが遅すぎだとも思います。
ところがこのような重要法案の議論を行う時間が今国会で取れなくなるかもしれません。
政治資金の問題です。
政治倫理審査会にどれを出席させるか、公開にするかしないかで与野党の攻防が続いています。
ただ、仮に政治倫理審査会が開かれて何人かが出席したとしても、その場で新たな発言を引き出すことは難しいだろうし、
なので全容を白日の下に晒すことも期待できないと思います。
国会の審議を止めてまで時間をかけて与野党が攻防した結果開かれたとしても何も明らかにできず、
国民の不満を募らせるだけで終わってしまう気がします。
少子高齢化の問題は、20年以上前から対策が求められてきたにも関わらず、ほぼ何も行ってこなかったつけが今現れているので、
小手先の対策で留まらずダイナミックに国費を投入し一日も早く手を打っていただきたいと切に願います。