沖縄が梅雨に入ったようですが、そろそろ関東においても梅雨入りが近づいているようです。
気象庁の話しでは、今年の梅雨は短いということですので、ダムの水位が平年並みになるのか、
田植えの時期に渇水にならないか、心配になります。
台風1号が発生したというニュースもありました。
例年に比べるとかなり遅い1号だったようですが、これはエルニーニョ等によって海水温が高かったことが影響しているのだそうです。
1号の発生が遅かったと言っても台風の数が今年は少なくなる訳ではないようですので、
今後次々に台風が発生することが予想されています。
これも間違いなく地球温暖化のせいですが、このまま温暖化対策が進まず、
効果も出ず仕舞いですと、私たちは毎年新たな気象体験をすることになるかもしれません。
不動産情報ライブラリー
昨今、異常気象の影響から激甚災害が日本国中で発生しています。
日本中と申しましたが、世界中で想定外の、歴史上経験をしたことのない場所で信じられないようなレベルの災害が発生してます。
砂漠で記録的な大雨が降り、洪水を発生させたり、本来潤沢な水量を維持続けて来た水瓶に雨が降らず、
何百年前に湖底に沈んでいた街並みが現れて来たりと考古学者は神の恵みとばかり調査、研究に色めきながら侵食を忘れて取り組んでいると想像ができますが、
生活の基盤でそのような災害が発生してしまった住民に取っては、生きるか死ぬかの瀬戸際だったりする訳です。
カーボンニュートラル、脱炭素とか言葉は世界中で飛び交っていますが、現在、将来の異常気象の発生を食い止めることは、
もはや手遅れではないかとも感じなくありません。
多くの方は、自分が住んでいる場所で災害が発生する確率はどの程度なのか気にされている方も多いと思います。
全国の自治体でハザードマップ等を作成して住民に常日頃から準備を促していますが、ハザードマップも未だにPDFのものしか作っていない自治体も少なくなく、
一体自分の住んでいる場所は安全なのか、災害の発生確率が高いのか、どのくらい被害が想定されるのか読み取れないものが多いように気がします。
せめてWebで確認できるようなシステムを導入して欲しいと思ってました。
国土交通省では、「重ねるハザードマップ」というシステムをWeb上で公開しておりますが、
今般更に多くの情報を確認できる「不動産ライブラリー」を公開しました。
このシステムでは、確認したい場所を特定して、ハザードに加えて、不動産の取引価格、地価公示等の価格情報やその他防災情報、
都市計画情報、周辺施設情報等、不動産に関する情報を確認することができます。
いままでは、確認したい項目毎にサイトを探して一つ一つ確認する必要がありましたが、
それが一つのサイトで確認できるようになったことは、非常に便利になったと思います。
また前述したように未だにシステム導入されていない自治体も多いので、
我々不動産の仕事をする者としてもかなり業務量の軽減に繋がるのではないかと期待大のシステムです。
早速、これから使わせていただきます。