警察庁が外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えることができる
「外免切替」の条件の厳格化を検討してます。
背景にあるのが、「外免切替」で日本の運転免許証を取得した外国籍の人が、高速道路を逆走して事故を起こしたり、
小学生の通学の列に運転する車で突っ込み、小学生にケガをさせたりと事件、事故が相次いでいることがあります。
「外免切替」が話題になって分かったことですが、その切り替えが非常に容易であることでことです。
何と日本に住所のない観光ビザで来日した観光客にも「外免切替」を認めていたということで、驚きしかなかったです。
また筆記試験もあるようですが、たった10問の誰でも合格できる程度の内容で、
とても日本の交通法規の理解を前提にいている内容ではないことです。
外国人の間のSNSでは早く切り替えしないと簡単に「外免切替」ができなくなるといった駆け込みを煽る内容の投稿が相次いでいるようで、
切替条件が変更されるまでの期間、このまま受付していて大丈夫なのか心配になります。
7月5日大地震予言
中国を含む中華圏では、「2025年7月に日本で大地震や大津波が起こる」という噂が広まっています。
これは漫画家・たつき諒氏の著書『私が見た未来 完全版』で「2025年7月5日に大災難が起きる」と記されたことが発端です。
この予言は香港や台湾、シンガポールなどでも話題となり、SNSや現地メディア、著名な風水師の発言などによって不安が拡大し、
中国本土でも信じる人が増えています。
実際に香港や中国本土では、この噂を理由に日本旅行をキャンセル・延期する人が増えており、
経済にも影響が出ているとの報道もあります。
また「7月に日本で大災害が起きる」という噂の影響で、実際に香港のグレーターベイ航空は、
2025年5月13日から10月25日まで、香港-仙台線を週4往復から週3往復、香港-徳島線を週3往復から週2往復に減便しています。
香港航空も仙台への定期便を同期間中全便運休としています。
この減便により、仙台や徳島など地方都市の空港を利用する観光客が減少し、
観光地や主要駅周辺の宿泊施設・飲食店・観光業者への集客にも影響が出ています。
特に仙台は香港との直行便が2024年12月に13年ぶりに再開されたばかりで、現地自治体や観光業界は大きな期待を寄せていたため、
減便による落胆の声も上がっています。
大地震を予言したと言われるたつき氏は、1985年から夢日記をつけ始め、その内容をもとに漫画『私が見た未来』を制作されたとのことですが、
この作品の表紙に「大災害は2011年3月」と記していたことが、後の東日本大震災と重なり“予言漫画家”として注目されることになったようです。
当然ながら何の科学的な根拠のない噂レベルであることは誰も疑いも持たないでしょうが、
現代はSNSによりその噂が信じられないスピードでボーダレスが広がっていくので、
認知バイアスによりパニックに陥る人が出てくるとバンドワゴン効果と言われる群衆心理により誤った行動を起こす人たちが現れないとも限りません。
関東大震災の時に在日朝鮮人が井戸に毒を入れたといった噂が認知バイアスとして社会暴力、差別、集団ヒステリーに繋がったという史実もあります。
現代では、同じようなことは起きないと考えるかもしれませんが、前述の通り噂の広がるスピード、範囲は、関東大震災当時とは比較になりませんので、
群衆心理が働いた時は、本当に恐ろしいことが起こるかもしれません。
アメリカの連邦会議議事堂襲撃事件を思い返すまでもなく、恐ろしいことを引き起こす可能性があるので、
各自が認知バイアスを持たないためにも感情をコントロールする術を身につけて、今からパニックにならない、
噂に惑わされないことを心がけておくことが必要ですね。
さすがに不動産の市場や金融市場においては、今は未だ何も影響は出ておりませんが、7月に向けて噂が更に拡がり、
インバウンドが激減するような状況になった時に、もしかしたら影響が現れてくるかもしれません。