梅雨は終わったのでしょうか?
行き成りの猛暑到来で体調のバランスを崩されておりませんでしょうか?
未だ6月というのに猛暑日が連日続いており、天気予報では今後も続くとされています。
ところで気温の観測ですが、気象庁では電気温度計というものを使ってます。
この温度計は、芝生の上の1.5mの高さに設置してますが、直射日光が当たらないようにしており、
また外気が絶えず流れ込んでくるようにファンが回っているとのことです。
この条件で35℃を超えているとなると直射日光が当たるコンクリートの上のビルの谷間では一体何度になっているのでしょうか?
優に45℃を超えているそうです。
本日、東京電力管内では電力逼迫の注意報が初めて出されました。
節電が呼びかけられておりますが、エアコンを止める訳にはいかないでしょうから、
無理なくご自身の体調を優先にご対応いただければと思います。
デジタル証券化
不動産投資はミドルリスク、ミドルリターンと言われております。
株や仮想通貨などのように短期間に乱高下がある投資ではなく、落ち着いて安定した形で長期間じっくり投資を行っていけると考えられております。
とは言え、現物の不動産に投資するのは簡単なことでなく、投資しようとする不動産を正しく評価することが必要で、
未経験者にはハードルが高く、熟練した経験者と言えども失敗することもあるのが不動産投資でもあるものです。
また住宅で言えば賃貸需要の変動でリスクを抱えることもあり、立地、不動産としての物件の調査をしっかり行い、
赤字の垂れ流しにならないよう出口戦略を描き切ることが、投資経験の少ない個人投資家には簡単なことでなく、
かなりの知識、経験、情報収集力が必要となります。
そのため現物不動産に投資することは諦め、小口資金で投資する方法を選択する人も少なくないと思います。
例えばREITです。
REITは株式投資のように日々一喜一憂せずにゆったりと小額から投資を楽しむことができます。
とは言え、REITも株式ほどでないとしても日々価格の上がり下がりがあり、
ゆったりとした気分で投資を楽しむというレベルでないと感じる人もいるかもしれません。
一方、最近はクラウドファンディングに人気が集まっているようです。
1万円からできる不動産投資というキャッチコピーのクラウドファンディングですが、
クリック競争と言われているような募集開始と同時に申込みが殺到するようなケースもあるようです。
ただ、クラウドファンディングは基本的に元本償還が半年と極めて短期間であることから、
本来の不動産投資で長期安定収入を得たいと考えている人には不向きかもしれません。
そこで脚光を浴びるかもれないのが、デジタル証券です。
デジタル証券は、ブッロックチェーン技術を使ったST(セキュリティトークン)で有価証券が電子発行されるものです。
2020年に施行された改正金融商品取引法で解禁されました。
世界的に広がりつつあり、今後は大きな市場に成長することを期待されています。
この手法を使うと、個人投資家は小口で今まで投資し辛かった物件に投資することが可能になります。
ブロックチェーンを使えば所有権を細分化できるからです。
REITやクラウドファンディングでは実現できなかった長期にじっくり安定した投資を好む層には適した投資になるのではないかと思います。
デジタル証券に投資するには、証券会社を経由する必要がありますが、最近では貯蓄から投資へと政府が促していることもあり、
iDeCoやNISAを始めるにあたって証券会社に口座を開設する人も増えているので、
デジタル証券に投資するのもそれほど抵抗感なく始められるのではないかと思います。
デジタル証券で不動産投資を疑似体験する人が増えて、現物不動産に投資してみたいと考える個人の投資家が増えていくことになれば我々にとっては嬉しい限りです。
今後のデジタル証券の市場動向に注目していきたいと思います。