今年も早くも4月後半となり、週末からはゴールデンウィークが始まりますね。
ここ3年、コロナで遠出を避けていた人もあちこちに出歩く予定をされているでしょうし、
また今年に入ってから増えているインバウンドの来日も重なり各地の観光地では
いわゆるオーバーツーリズムの状態になるのではないかと心配されてます。
コロナの第8波の発生を危惧する専門家もいますが、
ゴールデンワイークをきっかけに日本中が元気になって活気ある国に生まれ変わることを期待したいです。
Apple が始める預金サービス
Appleが年利4%超の預金サービスを始めるというプレスリリースがありました。
現在のアメリカの貯蓄口座の金利の平均は0.3%程度だそうですので、何と10倍以上の金利になります。
何でAppleが預金サービスを始めたのでしょうか?
また何でこんな高い金利をつけるのでしょうか?
ことの真実は分かりませんが、主力商品であるiPhoneの売上が前年対比で8%もダウンしており、
スマホ事業を補完する新しいサービスとして金融に力を入れようとしているのかもしれません。
アメリカでは、シリコンバレー銀行が預金の取り付け騒ぎの末に破綻してしまいましたが、
その後も銀行破綻が発生し金融不安が増しておりした。
今は、落ち着きを取り戻したように見えますが、根底には燻っているものがあるのではないかと思います。
アメリカの投資ファンドのブラックストーンのCEOは、シリコンバレー銀行と同じ状況の銀行は多く、
今後何かが起こる恐れがあると発言してます。
金融不安が募ってきた状況で銀行が新たな融資を厳格に判断する姿勢が明確になっており、
この対応が続くことで融資が細れば不動産価格の下落に繋がっていくでしょうから余談を許さない状況であることは間違いないと思います。
こんな状況下で発表されたAppleの預金サービスですが、銀行が提供している金利とこれほどの差があれば
Appleに預金が大量に流れ込む状況に陥ることはないでしょうか?
もし、そのような事態になれば新たな銀行の破綻を誘引することにならないのか気懸りです。
当面は、Appleの預金サービスは、アメリカ国内でしか検討していないということですが、
日本で展開することはないのでしょうか?
万が一今の日本で同じような預金サービスをAppleが始めた場合、
日銀のマイナス金利政策で体力が削られている地方銀行がシリコンバレー銀行の二の舞になったりしないのでしょうか?