ロシアで反乱が起きたと思いましたが、あっと言う間の展開に驚きと失望を感じました。
これを契機にウクライナ情勢に少なからず影響が出て、終息が早まるのではと期待したからです。
一体何だったのでしょう?
反乱を主導した民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏は、処罰されずにベラルーシに亡命するとのことです。
残された軍人たちは、今後どのような処遇になるのでしょうか?
国軍に組み入れられるのでしょうか?
プリゴジン氏と一緒にペラルーシに亡命させるのでしょうか?
ワグネルの軍人は、そもそも囚人に恩赦を与えてワグネルに入隊させたこともあり、
残された軍人たちにとっては、明るい未来は期待できないのではないでしょうか?
バブル再来?
最近は、バブル期以来に株価が高騰しており、このままの勢いで上がり続けると
過去の最高値である38,915円も視野に入って来るのではないかと思われます。
株価高騰の立役者が外国人投資家で、9週以上の長い期間買い越しが続いてます。
何故外国人は、日本の株にそんなに投資するのでしょう?
今の日本に魅力のある企業が多いのでしょうか?
日本の将来性に期待しての行動なのでしょうか?
国際競争力ランキングというものをスイスの国際経営開発研究所という機関が発表してますが、
今月20日に発表されたランキングで日本はランキング対象となっている64カ国中なんと過去最低の35位となっておりました。
このランキングは、「インフラ」「経済パフォーマンス」「政府の効率」「経営の効率性」
の4つの因子で順位を決められるものです。
この4つ因子の中で最も高い順位だったのが「インフラ」で、それでも23位、ついで「経済パフォーマンス」が26位、
「政府の効率」が42位、「経営の効率性」に至っては47位という惨憺たる結果でした。
ですが、「経営の効率性」は、2020年の55位から改善しての47位です。
因みに日本と同じくらいの順位の国にどのような国があるのか見ていきますと、
33位リトアニア、34位インドネシア、36位スペイン、37位カザフスタンとなっております。
日本は、GDPで確か世界第3位の国であった筈です。
通貨の流通量もドル、ユーロに続いて世界で10%以上のシェアを持っています。
このランキングを見る限り、日本に投資したいと思う外国人が多いとは思えません。
では、株に投資している外国人は日本に何を期待しているのでしょうか?
ウォーレン・バフェットが、今後日本株の投資金額を増やしていくと発言がしたことが、
現在の日本の株価高騰に繋がっているという人もいます。
ただ、実際 ウォーレン・バフェットが保有している日本株は5大商社の株だけで、
それ以外に買い進めているという情報はありません。
となると余計に分からなくなりますね。
もしかしたら消去法で日本を選択しているという見方が正しいかもしれません。
FRBが利上げを一旦止めましたが、インフレ圧力は未だ高く、
このまま静観という訳にはいかない状況だと言われてます。
各国の中央銀行が政策金利を引き上げている中、金利の高い通貨へ世界のお金が流れていくため、
円安が更に進行していく気配があります。
不動産について言えば、世界の主要都市の不動産価格が高騰し、投資商品としての魅力が薄れ、
一方で日本の不動産も高騰してきたと言っても他国の高騰レベルから考えると未だ許容範囲であり
円安環境も手伝って海外のマネーを呼び込んでいる構図があるかと思います。
いずれにしても他国に投資するよりましという判断で日本の株も日本の不動産も投資されているということになると
世界の状況が一変した時に一気に引き上げられる可能性も考えておいた方が良いかもしれません。
それより何よりGDP世界第3位の日本の国際競争力を向上させることを政府には真剣に取り組んで欲しいですし、
GDP世界第3位と言っても一人当たりに直すと、こちらも世界第30位になってしまいますので、
日本国民一人ひとりが豊かさを実感として持てる国造りを早急に担っていただきたいと思います。