中東がきな臭い状況になって来ました。
万が一、イスラエルがイランに報復を行うような事態になれば、日本も当然影響を受けますが、
世界的にも経済等に大きな影響が出て来ることは間違いありません。
各国がイスラエルに自制を促していますが、ネタニヤフ首相は各国の提言に応じる姿勢を見せていないため、
報復攻撃の可能性が高まっております。
ウクライナに対しての支援が細る中、中東で戦争が勃発したらウクライナは置き去りになって、
プーチンの思うつぼとなるのでないかと懸念します。
転売目的の不動産投資
不動産投資される方は、毎月毎月、毎年毎年のキャッシュフロー(収支)を計算して、
目標のキャッシュフローを確保できる目処が立つ場合、購入を検討します。
この場合、出口としては、いつ頃いくらくらいで売却できるかという見通しも立てておくことも必要です。
ただ、ほとんど方は、ある程度の期間を保有することを前提にしてますので、一定期間のシミュレーションを行った上で
購入するかどうかを決定しますが、中には最初から転売を目的として購入する人もいます。
特に晴美フラッグで販売を開始してからこのような転売ヤーと言われる人たちの存在が目立つようになってきました。
晴美フラッグは、東京オリンピック、パラリンピックの選手村として建設されたマンション群ですが、
周辺のマンション相場よりかなり安い価格で販売されたこともあり、最高266倍という高倍率の争いの人気物件となりました。
こんな高倍率の抽選にチャレンジした人は、元々ここに住むことを考えていない転売ヤーが多いのです。
通常、人気が出そうな多くの戸数を販売する場合、転売を行われないような制限も設けるのが一般的ですが、
晴海フラッグに関しては、戸数が多いことと、駅から徒歩20分もかかる立地であることで、
売れ残りがいっぱい出ることを心配したからなのか、ほとんど制限をかけておりませんでした。
1人2戸までの制限くらいです。
この制限は、家族1人ひとり2戸づつ買えばいくらでも買えるし、法人も関連会社を使えば想定していた以上の戸数を買うことが可能です。
こうやって購入された物件が転売されている訳ですが、中には購入時の倍近い価格で売り出している物件もあります。
この転売物件が周辺の価格の引き上げを生んでいます。
また転売物件は、大量に売り出されれている他の転売物件の価格を見ながら、
価格を調整したり、一旦売止めにしたりと不安定な市場を作り出している面も出てきてしまっております。
実際、弊社でも売りに出ている価格で買付を入れたお客様がおりましたが、売主がもっと高く売れる筈だと考えたのか、
売却に応じてくれずトラブルになったことがありました。
この時の売主は中国人でしたが、転売目的で何部屋も購入している人たちは、外国人の方が多いようです。
やはりこのような事態を防ぐためにも、販売の時に転売を制限する措置は必要だと思います。