不動産コンサル 2019.07.24 UpDate

WEDNESDAY, JULY 24, 2019

【対応策】住宅ローンの返済ができなくなった場合の『任意売却』とは?

【対応策】住宅ローンの返済ができなくなった場合の「任意売却」とは?

マイホームを買うときには、誰もが住宅ローンを最後まで払っていけると思って買っているはずです。

しかし、何らかの事情で収入が悪化し、住宅ローンの支払いが困難になってしまうことも少なくありません。

住宅ローンの返済が困難になり滞納を続けてしまうと、いずれ自宅は「競売」されて、追い出されてしまいます。

 

「競売」は、所有者の意思とは関係なく、裁判所が定めたスケジュールで手続が進み、一般市場よりかなり低い金額で強制的に売却されてしまう裁判手続です。

売却後、一定期間内に出ていかないと、強制的に追い出されてしまいます。

返済が滞ってしまったことだけでも、精神的に辛い思いをするのに、「競売」は更に追い打ちをかけて辛い状況に追い込まれてしまうのです。

このような「競売」を回避する方法として、近年注目されてるのが「任意売却」という手続きです。

「任意売却」は、裁判所を通さず、一般市場において、所有者自身の任意の意思によって売却する手続きで、「競売」と比べるとさまざまなメリットがあります

 

「任意売却」のメリット

「任意売却」は、競売に比べて、次のようなメリットがあります。

 

・市場価格に近い高値で売れる

・ご近所に知られることなく売却できる

・引っ越し費用や当面の生活費の捻出も可能

・そのまま住み続けることも可能

・残った借金も話し合いで分割返済可能

 

「競売」の場合は、インターネット等にも情報が掲載されて売却されますが、一般市場価格の6割~7割程度で安く売られてしまい、売却代金は、当然に全額債権者への返済に充てられて終わりです。

売却後は、一定期間内に出ていかないと強制的に追い出されますし、当然、引っ越し費用も自己負担です。

競売してもなお、住宅ローンが残ってしまった場合は、全て一括で払うか、自己破産等するしかありません。

 

それに対し、「任意売却」の場合は、周りに知られることなく、市場価格に近い値段で売却することも可能です。

また、任意売却は通常、競売よりも多くの回収金額が見込めるため、一般的に「引っ越し代」として30万円程度、売却代金の中からもらえる可能性があります

債権者次第ではありますが、今までの経験上、もらえることの方が多いです。

更に、希望があれば、そのまま家に住み続けることもできる場合があります

「リースバック」というもので、任意売却をして名義は買主に移りますが、その買主と売却した家について賃貸借契約を結んで、借家として住むことができるようになるものです。

 

任意売却後に残った住宅ローンについては、債権者との話し合いの上、無理のない分割返済について、比較的良好な関係で対応してもらえることが多いのも、任意売却の特徴です。

 

まとめ

上記のように、住宅ローンの返済が困難になっても、任意売却なら、ご近所に知られることなく、市場価格に近い適正な価格で売却できて、その後の生活や返済についても融通が利きます。

そして、何よりも自らの意思で売却するので、今まで大切にしてきたマイホームを「ローン滞納者」として裁判所で安く叩き売りされるより、精神的な負担もかなり軽減されると思います。

できることなら、このような手続きを利用しないで済むことが理想ですが、住宅ローンの返済が困難になった場合の最終手段法としてチェックしておいてください。

 

また、このような状態にならないように、住宅ローンの「もしも」に備える、

・フラット35の「家賃返済特約」

・JTIの「マイホーム借上げ制度」

についても、併せてチェックしておいてくださいね。

 

(「家賃返済特約」や「マイホーム借上げ制度」については、こちらの記事もご覧ください。)

持ち家を年金化する『マイホーム借上げ制度』とは?

【要チェック】返済困難の不安を解消する①『家賃返済特約付きフラット35』とは?

 

RE/MAX JIP エージェント

矢吹竜一

E-mail:ryuichi.yabuki@remax-agt.net

 

(※Myブログ『住宅問題.com』から抜粋・リライト)

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