今回は、最近対応した「サブリーストラブル」をご紹介します。とくに「サブリース契約なのに、賃料が振り込まれない！ 未納が続いている！」というトラブルに直面しているオーナー様、必見の内容です。
【当時の状況】
・23区内に立地する、区分ワンルームマンション
・オーナーの加藤さん（仮名）は中古で購入し5年ほど所有
・購入元の販売会社（S社）によるサブリース契約を結んでいた
購入から問題が起きることなく、順調に運用を続けていました。ところがある日突然、S社から「サブリース賃料改定のお知らせ」という手紙が届きます。ここから、加藤さんは大変なトラブルに巻き込まれることになります。
お知らせには「サブリース賃料を引き下げます。同意しますか？ それとも解約を希望しますか？」という内容が書かれていました。これまでS社とトラブル経験のなかった加藤さんは、「賃料が下がってしまうのは今後の心配材料だけど、まぁしょうがないか」と、賃料引き下げに同意しました。
そのやり取りからほどなくして、最初のトラブルが発生します。
S社から毎月振り込まれていたサブリース賃料の送金が、ストップしました。未納の始まりです。当然ですが、賃料が振り込まれないので毎月のローン支払いは全額、加藤さんの手出しです。しかし加藤さんは、「サブリース契約だから」とS社へ管理を一任していたため、その事実に気づくことなく時間だけが過ぎていきました。
⇒その②へ続く
※本ブログは事実に基づき、当事者の特定を避けるため一部フィクションを交え編集しております
※本ブログに登場する人物名、企業名は架空の名称です
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