お金を用意する手段として家を売る！取引体験記②

仲介業者として訪問査定にきて、安いから僕が買います。商売の基本は安く買って高く売る。
でも不動産仲介は違います。売主は最後まで正しい情報がわからないまま、プロの不動産査定を受けることができないままの売却することになります。資産価値の最大化もできないで、仲介に来た人が自分で買って自分の利益を上げることになります。仲介業者の倫理観が問われるところです。

安ければ僕も買いたいとは思います。あたりまえです。仲介業者の倫理として倫理とか大げさな気がしますが、親友からその相談を受けた時に同じことするのか、嫁の親から同じ相談を受けた時に同じことをするのか。

売主が提示されている金額より少し高くで自分が買って、自分のお客さんに利益を乗せて売る。査定金額より安く買って、相場に合わせて売れば買った金額より高く買ってくれるのはわかっているので利益は確実。

自分の仕事は何か、不動産仲介業とは何か、自分の基準がしっかりしていなければ、買って利益を取ると思います。仕事なので利益は必要だけど、自分の仕事は仲介、売主にすべての情報を伝えないで、自分の利益を優先するのは違う。自分の利益は仲介手数料です。

親友、親戚から同じ相談を受けて、安いなじゃあ僕が買おうってなる人もいるかもしれません。
でも僕はならない、わからないことだったら調べてあげるし、その友人が利益になる事をしっかり教えてあげます。自分の利益優先か、その人の利益優先で手伝ってあげるか。
売主の代理人、エージェントとは相談してくれた人の最良の結果を手伝う仕事だと思います。

仲介業者に売却の依頼をすると仲介手数料はかかります。買取の業者は仲介ではないので仲介手数料はかかりません。同じ不動産業ではありますが、業務内容は全然違います。

仲介だと面倒だという方もいます。仲介だと時間がかかるのではという方もいます。仲介業者の査定金額も信用できないところだと正確な査定をしないでただ高く提示するところもあります。
買取業者に頼めば、すぐに現金化できます。仲介業者、買取業者どちらもメリット、デメリットがあります。

家、車、ブランド品、どんなものでも売る時、持込む会社、売り方によって全然金額が違います。
不動産会社でも得意、不得意があります。査定を頼む際は何社か比較することをお勧めします。